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2011年12月27日 (火)

今日はITmediaのガジェット記事から

今日は下記の記事からシミュレーション・ウォーゲームの現状と今後に向けて考察してみたい。

http://gadget.itmedia.co.jp/gg/articles/1112/26/news048.html

シミュレーションゲームと銘打ったプレイステーションやDSのゲームは数多くある。中にはロールプレイングシミュレーションゲームというものもあり、RPGに懐かしさと嫌悪を持ち合わせている私には理解不能なものもある。

さて、上記の事務室に映画『山本五十六』を見た、という女性がおり、会社の雑談で、その中で別の社員が「ウォーゲームって何ですか」と質問され、そこにいる40代(後半?)の上司が答える代わりに古いウォーゲームを取り出して、件の女性にルールを教えつつプレイした。そこからのいきさつはぜひリンク先で読んでもらいたい。

http://commandmagazine.jp/other/wghb/2011/index.html

この手のシミュレーションゲームがある程度はやっていた80年代後半からは、次につながる若い世代をウォーゲーマーにしようと各種の「初心者向け」ウォーゲームが幾度となく発売された。しかし寡聞にしてそれが下の世代を刺激したようには見えない。いくらコマ数を制限したり、地図の広さを狭めたりした「簡易ウォーゲーム」といえど、それをプレイして勝つには相当の経験と知識が必要である(初心者同士の対戦は除く)ものだ。結局それらの「初心者向け」ウォーゲームは、年季の長いウォーゲーマーの(こういっては失礼に当たるが)暇つぶしアイテムと化してしまった。これでは当初の目的である初心者開拓の意味をなくしてしまうものである。

まぁ当時はベテランゲーマーといえども、U-30くらいだったので、大抵は余裕のあるプレイができないものであった。それでゲームが目の前にあると全力で勝ちに行く執着心があったので、ボロ負けに負けた「初心者」氏は2度とウォーゲームに興味を示さなくなる(まぁ子供のころに将棋で最初に負けが込んだからといって、将棋に興味がなくなるとは限らないことを考えると、短絡的かなぁという気もするが)。そのころにすでにベテランゲーマーが大挙していた各地のゲームサークルでは恐らくこのような経緯で、若い血を入れようとしても壁にぶち当たってしまうものであった。

そして現在のウォーゲーマーの中心年代層は明らかに40~50代である。さすがにU-30のころのような血気盛んな情熱は見せなくなったものの(そりゃ会社や社会でもまれてきたからね)、ゲームへの熟練度はさらに上がった。中には運よく結婚できた幸せなゲーマーたちもおり、彼らには子息ができて、子供らにウォーゲームを指南しようとしたものも表れたが、大抵は(特に女子には)失敗に終わった。オッサンばかりのゲームの会合に子供が一人だけでいるというのも異様な雰囲気であろうということもある。

そのような環境下でまたしても小型簡易版のウォーゲームを制作して、誰がウォーゲーマーになってくれるというのか。よほど注意しない限り、またしてもふた昔前の二の舞になりかねない。まぁ確かに誰かがこの趣味を継いでくれないと、ゲーマー年齢は着実に上がっているので、滅びの趣味になることは目に見えている。そうならないために必死で初心者用ゲームを制作する方々の熱意には敬意を表するものの、ウォーゲームの指南役がよほど配慮しない限り、現在の「初心者用ゲーム」もまた、ベテランが時間つぶしに遊ぶ豆ゲームへの道と化すことは目に見えている。

結局滅びの道を歩んでいるというのならば(感情的に批判したい方は多いかもしれないが)、無理に簡易ウォーゲームを作るよりは、普通のゲームの会合や自宅でプレイできて、時間的にも半日以下で決着がつくミドルクラスのウォーゲームをこれからも、損益分岐点を下回らないうちは作り続けて欲しい。繰り返すが、無理をして興味のなさそうな若者をウォーゲームの道に引きずり込もうとして失敗し続けるよりははるかに生産的な行為ではなかろうか。

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