2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

Google Ads

翻訳

2011年1月13日 (木)

ゴトビ監督は元ペルシャ人&『マルチリンガルの外国語学習法』より

多言語話者(「ポリグロット」とか「マルチリンガル」と呼ぶ)を何となく目指している私は、実際に多言語話者の勉強に関する本を書店で見つけると買ってしまう傾向がある。その中で今回は『マルチリンガルの外国語学習法』(石井啓一郎著・扶桑社新書)の中に書かれていた内容を取り上げたい。この本は安易に多言語習得ができるという考え方に警鐘を鳴らしている。ロマンス諸語であるスペイン語・カタロニア語・フランス語・イタリア語がいかに違うかを綿々と唱えている個所さえある(第五章)。

著者が多言語話者になった経緯は、あくまで文学の習得がきっかけという。この著者の使える言語リストの中にはペルシャ語が含まれていることが重要である。ただペルシャ語に向かう筋には紆余(うよ)曲折があり、アフシン・ゴトビ清水監督を亡命させたイラン革命が著者のマルチリンガルとなったきっかけではあるが、日本の大学でイスラム学を教える大学は数が少ない上に偏差値が高いということで上智大学の出身となったわけであり、そこは当然ミッションスクールなので、キリスト教サイドから見たイスラム教なので、先に習得した言語はスペイン語やフランス語である。そこから東に進んで、最後にたどり着いたのがペルシャ語というわけだそうだ。そしてそれらを学んだのはほとんどが文学の研究目的であるが故ということである。この著者が味わわされたものが、下で詳述する「タァーロフ」である。

ペルシャ人の社交儀礼に「タァーロフ」という習慣がある(pp90-93)。まぁ、日本でいうお世辞に近いものであるが、あえて上記のようなペルシャ語でこの著者は紹介している。まぁイランに限らずどこの国でも少しその国の公用語が話せる人間にこそ「~語が上手ですね」というのは(多分)世界共通なものだと思うが、この「タァーロフ」は単なるお世辞以上の意味を持っているような気がする。

アジア杯終了後に来日する清水エスパルスのゴトビ新監督は果たしてそのような習慣を身につけているペルシャ系アメリカ人である。エスパルスにゴトビ監督が着任してからはどのような言動をするであろうか。ゴトビ監督が主(ホスト)で、選手が従(ゲスト)な訳であって、ホストたるペルシャ系の人間が実際に「タァーロフ」を発揮したらどうなるであろうか。

ある選手にある種の直すべきアクションがあるとして、それを指摘するというよりは、別の長所たるアクションを褒めるということになりはしないだろうか。昔のプロ野球で元阪急・日本ハムの上田監督が「え~で、え~で」と褒める選手が真っ先につぶされていくという現象があったが、我が清水エスパルスでその再現が起きる、というのは杞憂(きゆう)であろうか。もちろんそうであって欲しいし、ゴトビ監督は教育のほとんどを合衆国で受けている(大学はUCLA)ので、率直な欠点指摘と重要な修正の方法を伝授することができると思いたいが、現在イラン代表監督をしているゴトビ新監督は、やはりペルシャ人としての行動様式を身につけている可能性が高い。

まぁ最近の記事で、ゴトビ監督は策士かつ戦術家であることを証明したが、選手の育成については、今のところ不明である。UCLA在籍中からサッカー指導者/アナリストの道を歩んでいるゴトビ監督ならば合理主義を発揮してくれるだろうと信じたい(UCLAでは機械工学を学んだという)。

2010年9月 4日 (土)

英語を勉強するわけ

ここのところフランス語だ、ロシア語だといわゆる第2外国語に執着しているようだが、やっぱり大事なのは、今や世界共通語の一歩手前まで来ている英語である。私がいわゆる第2外国語の方に熱心なのは、英語だけだと見方が一方的なってしまう危険があるような気がするから、第3の視点として英米に必ずしも従順ではない国の公用語を習っているという側面がある。

それでも私のメジャー(専攻)というべき国際政治学はほとんどすべて英語で切り開かれ、英語で発展していった歴史があるので、この学問を深めるにはやはり英語を相当深く勉強しなければその神髄に少しでも近づいたとは言えないのではないか。猪口邦子元少子化担当大臣などは、この学問は本質的には英語でしかできないから、上智大学勤務時には優秀な学生にはアメリカ留学を勧めていたという。

最も私の場合、ではどうして大学生のころに英語を真面目にやらなかったのかという疑問が周囲360度から聞こえてきそうだが、終わってしまったことを回想したり反省したりするのがこのブログの目的ではないのでそこは不問に付してもらいたい。ただいま受けて取れそうなTOEICの点数とか、これからTIMEの本誌ではなくTIME for Kidsを読むことにするとか、何か話が遅いような気がするのは否めない。まぁ遅くても全く勉強しないよりはましだと思うので、亀の歩みのごとくではあるが、英語力増進を進めてみたい。

ところで、唐突に何で英語の話を書いたかというと、少し前に英会話の名著(であった、という意見も少しある)『入門用アメリカ口語教本』の本を手に入れ、少し前にお金が入ったのでそのCD音源もamazon.co.jpの中古本で注文を出したからである。文法自体は中学初級のものなので、あとは実行あるのみであるが、その「実行」が私にはひどく難しいものである。まぁそれでも暇を見つけて英会話の練習を心がけたいものである。

あとは奥山真司先生のように、戦略学・地政学に関する大事な文献で和訳されていないものを、英語(・フランス語・ロシア語)から是非和訳して出版したいものである。この点に関してはもちろん実力が第一なのだろうが、何だか出版社とのコネがないと本の出版まではこぎつけられないのではないか、といういらない心配もある。

それに私の性格上、書いてあることを書いてあるままに訳すのは不可能ではないが、いわゆる意訳というのがほとんど不可能なのではないか、という心配もある。まぁ文学でない論文でそこに関する心配は余りいらないのかもしれないが。つまり日本語力である。モノの本によると25歳を過ぎると日本語力の強化は不可能になるそうで、言葉によるコミュニケーションを最も不得手としている私としては、その能力を向上させるべき数多の病院を渡り歩いたが、どこの病院も私の言語表現能力の低さにさじを投げた感じであった。

それでもやらねば一生無職なので、何かいい方法はないか。

2005年7月 7日 (木)

我が後半生を現実的に夢想する

 現在ニートの私でも、これからの人生を夢見てみたり、地に足をつけた考えをしてみたり(?)しているのですが、よく脳裏をよぎるのは第三の道ですね。今、「アンチ・バベルの塔」を構築して、他言語の一万からの語を脳裏に焼き付ける作業をしているのですが、普通に就職したのでは、これは単なる趣味になってしまいます。
 まぁそれでも人生尽きることのない趣味を得たわけですから、それはそれで慶賀すべきことなのですが、しかしある言語について単語を覚えて文法を勉強すれば、その言語を使ってみたくなるのも人情というものです。言語を使った仕事といって、普通の人が条件反射的に思い浮かべるのは、通訳・翻訳の仕事だと思います。私も実は翻訳の仕事で食べていきたいと思っている部分が脳の片隅にありまして、ジャンルも自分勝手には決めています。最もそれを市場が受け入れてくれるかどうかは分かりませんが。
 一般的に通訳・翻訳の仕事に必要なのは外語力とされていますが、実は日本語力(と営業力)でして、まぁ通訳の場合には瞬間的な作業を要求されているわけですから(私にとっては適性がないだろうな、と思っているのですが)、多少ぎこちない訳でも市場は受け入れてくれる部分がありますが、翻訳の仕事の場合は、仕事場で調べ物をして作業ができる分、誤訳とか不明な点とかは許されません。そして何より大事なのは、翻訳された文章が日本語として通用するかということです。高校生の英文解釈と翻訳家の翻訳された文章の間で最も違う点です。
 実は翻訳の勉強をしたことのない私にとって不安な点であり、英文と和訳を見比べて、どうしてこんな訳が出てくるのかな、と感服したのも一度や二度ではありません。今「翻訳の勉強をしたことがない」と逃げを打ちましたが、果たして翻訳の勉強を通じて日本語を洗練させることができるのか、ということが翻訳を仕事として生きていくに当たって大事なことだと、私は勝手に思いこんでいるわけです。
 でもその前に、英文法力を再チェックして、せめて中高生に英語を教えられるくらいの英語力(英検準一級、TOEIC730点くらいか)を養わなければ、翻訳の勉強をするに当たってスタートラインにすら立てませんよね。実際は(TOEICは口語的すぎるので、あまり高得点をとっても基準にはならないと思います)英検一級が翻訳者の最低スタートライン(ただし、近年改訂された英検はTOEICのように英語→英語の能力が試されるようになり、翻訳者の適性を計る上でやや参考になりづらくなった)だということです。
 アンチ・バベルの塔の構築で英語に求めているのはその英検一級をとるくらいの英語力なのですが、実際に英検一級を受験するとなったら、かなりの受験勉強が必要かな、という気がします。
 うまくいけば、翻訳者の仕事はサラリーマンと二足のわらじを履ける商売ですので、その点にも期待しているところです。

Google検索



  • Google

    ブログ内を検索
    WWW全体を検索

アマゾン

  • Amazonおまかせリンク(R)

楽天ブックス

雑誌のFujisan.co.jp

  • NHKラジオ まいにちロシア語

    これからロシア語の世界を学びたい方へ。 今期はロシア語入門で、難しいと思われている文法をやさしく解説します。
  • NHKラジオ まいにちドイツ語

    楽しく、着実にドイツ語を身につけよう! 〈入門編〉では、聴き続けることで基礎を習得。〈応用編〉は、「使える便利な表現」「日本を紹介する」などで表現力アップを目指します。
  • NHKラジオ 実践ビジネス英語

    ビジネスで役立つ英語力、高い検定試験獲得を目指す方へのテキスト。 電話、Eメール・プレゼンテーション・会議など、ビジネスで役立つ英語力が身につきます。各種検定試験の対策にも最適です。前期は外資系ホテルでのサービス業、後期はジョイント・ベンチャーを取り上げ、実際のビジネスシーンを想定したスキットを展開。
  • NHKラジオ 入門ビジネス英語

    ビジネスマナーや英語的発想法も学べます!
    よく知っているやさしい単語を組み合わせて、状況に最適なフレーズを使いこなせることを目標にした、機能重視のアプローチ。ビジネスシーンで信頼度がアップする、ビジネスマナーや英語的発想法も学べます。現役ヘッドハンターがナビゲートする新感覚ビジネス英語講座。
  • NHKラジオ英会話

    学生から大人まで、やさしい英語でみんなが楽しめる
    5ワード前後の短いフレーズによるダイアログ(会話)、実践的な文法解説、ライブ・レポート(実況中継)や英語の歌など楽しめる要素も満載。オリジナルCMの聴き取りにも挑戦して、目指せ、ナチュラル・スピード!