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愚痴

2011年12月26日 (月)

市立中央図書館へ

私は市立図書館に3冊の本を予約している。『アラブ革命はなぜ起きたのか』と『幻想の平和』にしても11月中旬に予約して、12月16日正午時点でまだ何も音さたがない。とはいえ、この2冊は借りている人が返してくれれば、すぐにでも読める状態にある、といっても構わない。しかし何というか、11月時点からこの2冊は予約者リストに複数人が名を連ねているように思えた。それでどうして12月のクリスマスまで終わったこの時期に借りられないのかが、非常に不思議である。

前者の本は、露米の衰退を人口学の観点から予言しているエマニュエル・トッドの著作であり、後者は戦略学者の奥山真司氏が翻訳したということで、それなりに日本でも知名度があると思われる(特に奥山博士が訳した本は大抵が市場に出回る。岩波書店のように買い切りではないので、そこそこ知名度はあるであろうし、実際我が市の中央図書館には『幻想の平和』を含めて分厚い本が3冊入庫している)。

このあたりはまだ我慢できるが、我慢できないのは7月末に予約を入れた『Google英語勉強法 お金をかけずにネイティブから学べる』である。確か予約当時に8人並んでいたと思われるが、年末のこの時期に、ウェイティングサークルにはまだ5人の名を連ねている。この本だけ誰かに盗まれたのか、それとも図書館当局が本気で貸すつもりはないのか、と我が邪念は疑心暗鬼になっている。

こうなれば市立図書館の愚痴を吐きまくるだけである。というのは、平日午後7時まで開館、土日祝は5時まで開館で、祝日は原則開館、というのは、地方都市の図書館にはよくあるが、周囲の図書館は土日祝も午後7時まで開館しているところもあり、すごいところになると午後10時まで開館、床まである始末である。それに休館日も月一回連休させて、それ+α程度が閉館日というのも普通にある。なぜ東京にあって、なぜ企業城下町にあって、このようなざまなのだろうか。それから多摩地方の図書館と23区内の図書館の違いなのであろうが、前者はその都市に在住・在学・在勤者をメインに貸し出しているが、後者はどこに住んでいても(稚内に住んでいても、与那国島に住んでいても―というのは理論上の話だと思うが)図書館から本を借りることができるという違いがある。

我が町の図書館は、現代型の図書館の草分けとして、図書館関係者には評判が高い。ただ、「草分け」ということで、何となく昭和40年代の運営で続けているうちに、周りの都市の図書館がサービスを強化して、結果として現在においては我が町の図書館は運営面で周囲と比べて著しく劣るようになってしまった(いや、図書館員個人は皆さん優しい方々ですよ)。我がの市長が保守派で、図書館などというお金を生まないところにあまり大金を投じたくはないのだろうが、ひとつずつ直してもらいたいものである。

それから、我が町とは無縁の話であるが、道南に住んでいる某軍学者は、日本の図書館事情の貧困さを嘆き、その改善を期待しているみたいだが、そもそも日本みたいに一冊あたりの書籍代金がだいたい欧米より安いので、私のような特殊事情を抱えているもの以外にとっては、ある分野で趣味でも仕事でも知識を深めたいものは、図書館で借りたりなどせず、自分で必要な書籍を買い集めるのが常識である。

それから同じく軍学者にお知らせしたいのは、千葉県ならともかく、東京の各市の図書館員に、司書を採用してずっと彼/彼女に本を扱わせると信じ込んでいるみたいだが、都下の図書館では市役所の一セクションとして扱われており、単なるジョブローテーションに一部に図書館勤務が入る、という形式を取っている。詳しくは辻由美著『図書館であそぼう 知的発見のすすめ』(講談社現代新書 1999)を読了して欲しい。

2011年1月 2日 (日)

2011年の展望

皆様、新年明けましておめでとうございます。
Ich wünsche Ihnen ein glückliches neues Jahr!
새해복 많이 받으세요. 
A happy new year!
Bonne année!
新年快乐!

「明けまして……」といいつつもう2日になってしまったが、昨日は記事をアップしていないので、このブログとしては新年初記事となる。

さて、去年は個人的には激動の1年を送ったわけであるので、できれば今年は平穏な1年を過ごしたい。といっても部屋の中にいても、外出すれば必ずということでも、別に何か事件に巻き込まれるというわけではない。とにかく人をいつまでも幼子扱いする連中から脱出することに成功したわけであるから、次は仕事を探さねばならないわけである。

その求職活動に関しては今時両手で抱えるほどのスキルやキャリアを持っていても就職に困る世の中である。30代という10年間を失った私としては新しいスキルを自らの手で作らなければならないわけであり、その困難さは一応承知しているつもりである。

現時点では言語に関するスキルを伸ばそうとしているわけであるのだが、私の飽きっぽい性格故に勉強しても身につくところまではたどり着かない。せっかくTIME for Kidsを年間予約で購読しても、1号たりとも最後まで読み切っていない。読み切るには何か強制力が必要なのだろうか。

このことはほかの言語を学ぶことにも当てはまり、中国語・韓国語・ロシア語・ドイツ語・フランス語、そして英語を勉強しようとしても決して長続きしない。どの言語も一応最低限の学習工具は保有しているわけだが、そこにやる気がついてこない。私は日本国内から一歩も出たことがないので、何らかの言語を身につけなければ生きていくことができない、ということは一切ないので、その分真剣味に欠けているのは確かであろう。何か一言語に限定すればまだうまくいく可能性は高まるのだろうが、私の飽きっぽさからするとそれは非常に難しい。

ではどうしたらよいかといっても答えがあるわけではない。とりあえず去年までのように興味が続いている間に少しずつ勉強して、飽きたら別の言語に切り替えるという方式をとるしかないのであろうか。しかしそのようなカタツムリ式の勉強法では、英語などで書かれた原書を読めるような英語力を身につけるのに何十年もかかってしまい、私の余命からいうとジ・エンドである。とりあえず言語の学習はできる範囲で続けるしかない、としかいいようがない。

変わって大学の聴講生になりたい話であるが、この近辺だと東京外語大八王子市(八王子学園都市大学:通称いちょう塾)がそういう制度を実施している。ただ、昨秋は(お金の問題もあるが)あまりにも早く申込期間が過ぎてしまい、気付いた時にはどちらも締め切りを迎えていた。今度は春学期なので、新しい講座が始まるであろうから、申込開始日と締め切りと受講料に気をつけて、何らかの科目を履修したいものである。言語系の科目も履修できるのであるが、今回は国際関係論のような一般講座を受講したいと考えている。言語講座の受講は、東京外語大の「オープンアカデミー」で開催される講座のうち、府中で開講される講座(中には東京・本郷で開催される科目もあり、そんなところまで行けるか!というところである)の中から選んで受講したいものである。ただしこれだけ受講を考えていると、お金が持つのだろうか、という心配がある。そのあたりは先着順で受講する講座を決めるしかないであろう。

それで仕事の話であるが、復帰したいのはやまやまだが、現状ではドクターストップがかかっており、そのドクターストップが解除されるのはいつか、また解除されたとして40男に仕事があるのか、不安な点は多い。とりあえず復帰する時の仕事はこういうことがしたい、ということは考えているが、そこは年々市場が縮小している商売であり、また自分の能力を証明できる資格がないので、いくつも回って一つ採用されれば運がいいと考えるべきなのかと思う。

まぁリーマン・ショック後の日本で将来に不安を感じていない大人の日本人はいないだろうが、自力で前に進まねば狗頭の町での生活も続かなくなるので、とにかく療養を急ぐことが大事である。

2010年9月12日 (日)

ED

Antidepressiondrugs 確かに年齢的にそういう年なのかもしれないが、私の場合はそれとは全く関係がない。まさか勃たなくなる(というか感じなくなる)とはなぁ……。でも思い当たる節は思いっきりあるんだよな。一カ月近く前から抗うつ薬をまじめに飲むようになって、すぐにでもないけど、徐々に効いてきたのがわかってきた。

とはいっても、数年前にも抗うつ薬を飲んでいたのだが、その時と比べると本当に少量で(今の主治医が薬はなるべく少なく、という方針の医者だからなのだが)、それにもかかわらず本当に勃たなくなるのだから抗うつ薬はきつい。

以前飲んでいた時は一日十錠くらいだったのが、今は一錠(あくまでも例えとして挙げた量です)といった感じなのに、ED的には同じ効果を発揮するのだから怖いよな。

一部の外国で強姦魔に化学的処置を施す、という刑罰があるそうだけど、間違いなくこういう薬を処方して飲ませている、ということだろうな。

2010年9月 4日 (土)

英語を勉強するわけ

ここのところフランス語だ、ロシア語だといわゆる第2外国語に執着しているようだが、やっぱり大事なのは、今や世界共通語の一歩手前まで来ている英語である。私がいわゆる第2外国語の方に熱心なのは、英語だけだと見方が一方的なってしまう危険があるような気がするから、第3の視点として英米に必ずしも従順ではない国の公用語を習っているという側面がある。

それでも私のメジャー(専攻)というべき国際政治学はほとんどすべて英語で切り開かれ、英語で発展していった歴史があるので、この学問を深めるにはやはり英語を相当深く勉強しなければその神髄に少しでも近づいたとは言えないのではないか。猪口邦子元少子化担当大臣などは、この学問は本質的には英語でしかできないから、上智大学勤務時には優秀な学生にはアメリカ留学を勧めていたという。

最も私の場合、ではどうして大学生のころに英語を真面目にやらなかったのかという疑問が周囲360度から聞こえてきそうだが、終わってしまったことを回想したり反省したりするのがこのブログの目的ではないのでそこは不問に付してもらいたい。ただいま受けて取れそうなTOEICの点数とか、これからTIMEの本誌ではなくTIME for Kidsを読むことにするとか、何か話が遅いような気がするのは否めない。まぁ遅くても全く勉強しないよりはましだと思うので、亀の歩みのごとくではあるが、英語力増進を進めてみたい。

ところで、唐突に何で英語の話を書いたかというと、少し前に英会話の名著(であった、という意見も少しある)『入門用アメリカ口語教本』の本を手に入れ、少し前にお金が入ったのでそのCD音源もamazon.co.jpの中古本で注文を出したからである。文法自体は中学初級のものなので、あとは実行あるのみであるが、その「実行」が私にはひどく難しいものである。まぁそれでも暇を見つけて英会話の練習を心がけたいものである。

あとは奥山真司先生のように、戦略学・地政学に関する大事な文献で和訳されていないものを、英語(・フランス語・ロシア語)から是非和訳して出版したいものである。この点に関してはもちろん実力が第一なのだろうが、何だか出版社とのコネがないと本の出版まではこぎつけられないのではないか、といういらない心配もある。

それに私の性格上、書いてあることを書いてあるままに訳すのは不可能ではないが、いわゆる意訳というのがほとんど不可能なのではないか、という心配もある。まぁ文学でない論文でそこに関する心配は余りいらないのかもしれないが。つまり日本語力である。モノの本によると25歳を過ぎると日本語力の強化は不可能になるそうで、言葉によるコミュニケーションを最も不得手としている私としては、その能力を向上させるべき数多の病院を渡り歩いたが、どこの病院も私の言語表現能力の低さにさじを投げた感じであった。

それでもやらねば一生無職なので、何かいい方法はないか。

2010年9月 2日 (木)

黒田龍之助先生はなぜ大学助教授を辞任したのか

久しぶりにGoogleで「黒田龍之助」を検索していたら、氏の最新刊である『ぼくたちの英語』出版記念講演があって、その議事録が出版社である三修社さんのウェブサイトに掲載されていた。

http://www.sanshusha.co.jp/kuroda/index.html

読んだところ、私が想像していた理由(の一つ)に結構近かった。黒田龍之助氏は軽妙洒脱な文章で結構難しい内容を平易に書くことを得意としており、氏の一般書としての処女出版と二冊目は本人の考えではエッセーなんかではなく、スラブ語学・言語学の入門書として書いたものだというが、周囲には、あの本はどう見てもエッセーだとしか認めてもらえなかったそうである。またどの本だか忘れたが、いかにも学者の論文的な難しそうに見える文章を書くのが苦手であることを告白しており、事実大学院の博士課程を修了しながら、博士論文は提出していないそうである。

常任講師としての最初の職場ではロシア語の教師として働き、その後引き抜かれた大学では助教授として教えていた。ここまでの過程にはどうも博士号の有無は関係なさそうである(日本の大学院は博士号を出し渋る傾向があり、海外からの留学生に避けられている理由の一つでもある)。ただ二番目の常任校で助教授から教授に昇格するために、(私の想像であるが)博士号を要求され、その論文の執筆に苦労して(あるいはその要求を蹴って)、いつまでも助教授で大学に残るのも難だからというわけで(いや、それは大した理由ではないかもしれない)、大学を辞職したのではないか。

私が思うに黒田先生は、学者ではなく教師なのではないか。大学の語学講座は多くが英語教育の専門家でない人が教えている。つまり目の前の~語の先生の専門は中世~文学における誰某の役割とかいう可能性が結構高い。ちなみに私がいたころの国際政経のロシア語講師は、ロシアウォッチャーとして名高い袴田茂樹(当時助教授)が担当していたと思う。もちろん国際政経の専任講師なのでロシア語そのものではなく、ロシアの社会・文化・政治の方を専門としている。

そんな意味で、黒田先生は大学教師向きではなかったのではないか。(本人曰くだが)別にけんか別れで大学を辞めたわけではないので、周りは楽しそうにやっているように見えても本人は心の底で悩みを感じていた、とそんな気がする。

今大学の語学教育、特にリンガ・フランカである英語の教育は実用性が非常に求められている。それなのに大学の英語教師は旧態依然の別の専門を持っている教官のアルバイトとして考えられているのが問題ではないか。大学側としては、実用英語を学生に習得させたいなら、語学に関しては学者ではなく教師を採用するようにシステムを再構築してみてはいかがか。場合によっては教員免許を持った高校教師あたりを引き抜いてみるとか。または教育学部ないし文学部に「高等教育における英語(できれば英語以外も作れれば好ましい)教育専門課程」を作って、学者養成機関である大学院と別個の教育を施すという手を考えてみてはいかがか。

2005年7月22日 (金)

ブログを書いて怒られた話

 さて、9日(実際には8日半)ぶりのブログ投稿ですが、その間に何があったのかといえば、辞書ソフトを買うために郵便局にお金を振り込み、新宿西口(というか西新宿という方が正確なのですが)にある行きつけの精神科に行ってホラを吹いてきて(だって学問をしたい話も翻訳をしたい話も簿記を勉強したい話もみんな私にとって現実味がないんですし、ブログを始めたといってもご覧のように1週間以上も何も書かないし……)、その帰りに自分専用の私設私書箱に行って、預けてあった郵便物とamazon.co.jpで買った本8冊を回収して、Yカメラでいくつかのソフトや部品を買っただけで、後は来る日も来る日も「アンチ・バベルの塔」の構築に突き進む日々でした。
 本来は海の日三連休にスペイン語の短期集中初級文法講座を受けるはずでしたが、受講希望者が集まらず、今回は見送りとなってしまい、あとは7月10日にうちに到着したダイナブックの春モデル「筆記本電脳(字体は違うけど、中国語ではノーパソをこう書くのです)」をセットアップして、それだけの日々でした。ついでにラジオ語学講座の中国語とスペイン語を聴いていました。
 会社に勤めていればまたいろいろあったのでしょうが、ニートには生活のバリエーションがなくてねぇ。しかしアンチ・バベルを始めたということは、早期の再就職をあきらめた、ということを意味しており、平均死亡年齢の観点からはあと20年は生きていそうだが、世の中の訃報(ふほう)を新聞で読んでいるとあした往生するかもわからないジジババに生活を支えてもらっているという情けない状態をいつまで続けるのかわからないという不安定な状態を続けることにつながります。このジジババが私がすねかじりなのをいいことに私のプライバシーにドカドカと入り込んでくるために郵便物をはじめとする私あての送付物がみんな連中に見られることを意味しています。
 不肖私めはそれに悩んでいたのですが、捨てる神あれば拾う神あり、先述の私設私書箱開設をはじめ、清水の友人にも郵便物の受け取りと再送付(私設私書箱あて)を泣いて口説いて了解してもらいました。ところが私の不摂生もあったのですが、この清水の友人(2人の子持ちで一家の大黒柱)が再送付してきた郵便物に「怒りの手紙」を混ぜてきたのです。どんな内容かというと、私信を勝手に公開していいのかどうか分かりませんが(たぶんいけないのだと思う)、かいつまんで見せると、

「親と和解する(70近い私のジジババが今更自分たちのポリシーを変えるとは思えない)かポストを2つにする(ポストを2つにしてもジジババは勝手に私専用のポストをのぞくんだけどなぁ)とかかんがえろ」
「私(清水の友人)も忙しいから郵便局に行ってる時間があまりとれない」「だいたいブログにあんなたくさん文書けるあんたになんでくそ忙しい私が転送してやってるのか疑問になってきたんだが……。」

ということです。後半、清水の友人が一家の大黒柱なのに私がニートで時間が有り余るほどある事を突かれると弱い。
 問題なのは、相手に向かって「新宿に送ってくれ」と頼める相手ならば構わないのですが、それができないところに対しては郵便物の転送で私設私書箱を指定することができないことです。郵便法44条だか48条だかで人が住んでいるところにしか郵便物の転送はできないと定められているらしく、新宿郵便局には言える限りの罵詈(ばり)雑言を投げつけたのですが(最も口べたの私のこと、大したことは言えませんでしたが)、それで事態が解決するわけでなし、もしこのまま清水の友人が怒ったままで転送の協力を拒否するようになったら、新しい解決策を考えなければいけません。
 現在考えている策は、できる限りやすいアパートを借りて電気・水道・ガスは引かないでおいて、単なるポスト代わりとしてそのアパートを利用するという案です。しかしそれで毎月3万円からの出費が発生するのは痛い……

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 誰か有料で私の郵便物を引き受けてくれる方はいらっしゃいませんでしょうか。月に3千円から5千円は払いますから。当然、新宿の私設私書箱あての郵便物回送料は別払いにしますから。協力していただける方は、私あてにメール下さい。メールアドレスは、プロフィールの所にありますので、そこから送って下さい。

 私のブログの文章が長いのは、デジカメないしデジカメ内蔵携帯電話を持っていないこともさることながら、原稿用紙10枚の壁を破れないものか挑戦しているからなのですが、この壁がなかなか厚くて、だいたい7~8枚程度で終わってしまう。Sなる静高→東大出身で今は東京六大学の助教授をしている人が書いた本で、原稿用紙10枚分以上の文章を書くには最初にプロットが必要である、と書いてあって、プロットもどきを考えようとしたのですが、私にはその習慣が今までなかったので、これまで通りだらだらと書き連ねるだけで、やっぱり原稿用紙10枚の壁は越えられない。これで本当に小論文の試験を受けて大学院に行くつもりなのでしょうか。このあたりで今日のネタは尽きたのでこの辺で。

2005年6月14日 (火)

俺はニートだ!

 プロフィールにも記しましたが、私はニートである。ただ政府の定義(15歳から34歳のうち、就職の意思がない人と意思があっても求職活動をしていない人を合わせた者で現在、日本には52万人いるとされている)によると、ニートの基準からは外れることになります。年齢のせいだからです。私の年齢については5月14日の記事を見てください。
 政府がなぜこのような定義を決めたのかというと、現34歳以下のことを団塊ジュニアと称して、人口の一大構成層をなしているからではないでしょうか。またうがった見方をすれば、求人で企業が求めているのは35歳以下なので、それより上の年齢の者はほかの定義ではニートに当てはまっても、もはや役立たずとして切り捨てているのかもしれない。つまり一種の高齢者だ。
 Not in Education, Employment, and Training(NEET、ニートの原語)から抜け出ようと、近所にある大学院に通学する話も親としました。つい最近までは職安やしごとセンターに通って職探しもしました。"Training"を受けるために、自分で探して大学のオープンスクールに通ったり、専門学校に通うか、あるいは通信教育を受けるかも検討中です。
 話は変わって本物のニートの話。企業側は昨今の好景気、または2007年問題と呼ばれる団塊世代が大量に退職する可能性を想定して、新卒の採用を増やす(可能性が高い)と新聞などにアナウンスしています。しかしそこには落とし穴があって、企業側が求める能力を持った(実際には協調性が豊かな、という意味であろう)人材が得られないのであれば必要な人数がそろわなくても採用を打ち切る、とも一部のメディアには報じられています。
 そこで問題。果たして企業は採用を増やして、新しく発生するニートの源を減らすでしょうか。私は絶対にそういうことにはならないと断言します。現時点でさえ、リストラで人数が減った部署に人が減る前と同じだけの仕事を割り振っておいて、サービス残業・深夜残業でこれをカバーしてきた企業側にそのようなことをいわれて信じるバカがどこにいますか。団塊世代が大量に退職する、といわれる問題にしても、企業は今まで長い間働いてきた人材を、海のものとも山のものともつかぬ新人に切り替えるでしょうか。もちろん今まではそうしてきたわけだから、2007年問題が起きるといわれているのですが、不吉な予言を一つ。企業の社長などに人気の高い作家である堺屋太一氏が、「団塊の世代は不可能を可能にしてきた」といい、さまざまな例を挙げていますが、将来の予言として、この2007年問題をも彼らはクリアしてしまうと、つまり定年延長や再雇用、そのほかの方法で退職から逃れると予言しているのです。
 我々ニートの側では全力を挙げてこれを阻止しなければならないのですが、数々の予言をあて、名言を生み、財界に大きな影響力のある堺屋氏の台詞なだけに、そんな世の中を生み出してしまうのを見越しているのでしょうか。しかし現役のニート、あるいは私のようなニートOBにとっては、少しでも日本の会社の中に自分の居場所をつくる必要があります。その居場所とは、主に現在は団塊世代が会社の中で占拠しているのです。
 そもそも日本の会社はコスト削減のために最低限、あるいは仕事上必要な人数から見て少ないと思われる人数で仕事を回しています。これが欧米では、有給休暇などで人数が足らなくなることを想定してあらかじめ、仕事を回すのに必要な人数より多くの人員を配置しておくのが一般的とされています。さらにオランダでは、一部必要な人数の二倍の人員を配置しておいて、午前と午後で人を使い分けるといった、いわゆる「ワークシェアリング」が行われており、日本でもこれを取り入れてはどうか、といった主張が2~3年前にはありました。最もその主張をしていたのが左翼系の学者が主体であったために、政策には何ら影響を与えずにメディアから消えていきました。
 しかしわざわざワークシェアリングまで行わなくても、現在行われているすべての残業(サービス残業はもちろんのこと法定内で容認されているすべての)を解消する、と仮定すれば、今存在する52万のニートはともかく、それよりはるかに数の多い、仕方なくフリーターで糊口(ここう)をしのいでいる者も、即座に正社員として吸収される計算になる、との意見もあります。問題はサービス残業を取り締まるべき日本の労働基準監督官がほとんど機能していないことです。日本の法律は経済犯罪に甘いとは、自らも起業家である、軍事ジャーナリストの清谷信一氏の台詞ですが、経済犯罪を監視する部署がまともに機能していないのでは、むべなるかな、といわざるを得ないのですが、自らもそのことに苦しめられた過去があるので、納得している場合ではありません。
 社会の側も手をこまねいているわけではありません。フリーターという低賃金労働力、ニートという非労働力の存在を甘受しては、さまざまな社会制度が維持できないからです。フリーターやニートの問題が協調性の問題というのなら、我々のコミュニケーション能力を高めるセミナーなどが職安などで開催されています。最も私も含めてフリーターやニート個人に対してその情報がなかなか届かないという問題があります。政府も有識者を集めて対策会議を開いています。しかしこれも隔靴掻痒の感は否めません。
 さて、ニートとしては何をすべきなのでしょうか。現在求職をあきらめているとはいえ、全員が求めているわけではないとはいえ、ほとんどのニートは職に就くことを求めているはずです。ただ、会社が求めている技能と経験を我々は持ち合わせていないが故に、求職活動をあきらめているのに過ぎません。我々ニートが会社で働く協調性や営業能力を持ち合わせていないというのであれば、一人で働ける仕事を探して、その仕事に就く努力をするのがいいのでしょうか。それとも自分探しのために大学に(再)入学して2年ないし4年間を過ごしてみるのがいいのでしょうか(ちなみに大学院でもいいのですが、大学院の入試で自分探しのそぶりをちらりとでも見せると、大学関係者は露骨にいやがるので注意してください)。それとも極論になりますが、ニート52万人を核に、150万を超す若年失業者、数百万のフリーターを併せて政治団体、あるいは圧力団体をつくるのがいいのでしょうか。
 簡単に結論が出る問題ではありませんが、ブログ「労働、社会問題」では、新卒者をニートやフリーターにせずに職を与えるにはどれだけの労働需要が必要かを算出してあります。これによると、現在の求人量では、到底若年失業者の発生を食い止められないどころか、少子化といわれる現在15歳以下の世代でさえも、18歳、20歳、ないし22歳の選択では失業者とならざるを得ない層が現れるということです。
 となるとマクロの対策では需要の喚起、ということになるのですが、ミクロの対策では各個人が弱肉強食の世の中で自らの選択を間違えずに職に就く、就職したら石にしがみついてでもその会社を辞めない、というごく普通の結論に落ち着くことになります。

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