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2008年6月

2008年6月 3日 (火)

観光でない旅行の話(2)

さて、先日の予告通り、私の関西旅行の話を始めます。先日投稿した文章はあまりに冗長で読みづらいと感じる方が多かったのではないでしょうか。別に昭和冗長体を受け継ごうかとかそういう意図ではありませんが、過去の文章にあるように、何とか原稿用紙10枚の記事を書けないかと志向していたわけです。実際には原稿用紙6枚程度に収まったわけですが、それでも久しぶりの執筆というわけで、文章にしまりがなかったのは否めません。

それでは本題に入ります。旅の始まりは16日金曜日の夜でした。もっともその前に旅行の準備というものがありまして、持っていく荷物をビジネスバッグ(私は常に短期の旅行にはビジネスバッグを用いています)に詰め込む作業が必要なわけで、持っていく荷物は決まっているものですから、朝から始めればいいものを、何事にも期限直前まで動こうとしない私の性分と、手配したバスのチケットを駅前に出て旅行代理店に取りに行くための時間を割かなければならなかった必要で、出発2時間前にようやく荷物をまとめ始めました。必要な荷物をまとめてバッグに入れるだけならば大して時間が掛けりません。しかし、いろいろとチンタラして作業をした結果、新宿駅西口の高速バスターミナルに21時に到着するためには、私の最寄り駅を20時10分に発車する急行電車に乗らなければいけなく、そのためには最寄りのバス停を19時44分に通るバスに乗らなければならないにもかかわらず、作業終了想定時間はそれを過ぎてしまうことが明らかになり、仕方がないのでタクシーを呼び、駅に向かうことに決めました。急行電車に乗れなければ、別料金を払って特急電車に乗ることも覚悟していましたところ、タクシーはすぐに来てくれて、乗って10分程度で駅に着きました。そのための1600円(路線バスなら230円)は痛かったものの、背に腹は代えられないというのが現実なのと、どうせ新宿から乗る夜行高速バスは安価な(といっても最近雨後の竹の子のごとく乱立している観光バスでツアーという形で売っているものよりは高いのですが)タイプなので、その分ましだろうと心を切り替えました。

急行電車で新宿に向かい、電車から高速バスに乗り換える間にこまごまとした買い物を済ませ、時間が近づいたところでバスターミナルに行き、数分して予定のバスが来ました。私は荷物を肌身から離して荷物室に預けるというのが嫌なたちなので、重くてかさばる荷物でしたがそのまま持って乗り込みました。数分して隣の席に座る人が現れまして、その風姿が頭は丸刈りで鼻にピアスをつけていた、このバスが大阪行きであることを考えると、もしかしてその筋の人ではないかと思われるタイプの人でした。こういう方を刺激すると何が起こるかわからないと不安になり、心配になりました。時間が過ぎてバスは発車、一路大阪へ向かいます。

バスのルートは首都高速4号線→中央自動車道→名神高速道路→阪神高速と通り、大阪市内のバス停3カ所(東梅田・なんば・あべの橋)に向かいます。名神高速道路は集中工事のため、バスの大阪到着時刻に大幅な遅れが出ることも予想され、バスの乗務員もそのようにアナウンスしました。最初の2時間はバスの窓はカーテンが閉められているものの、明かりは照らされており、普通の人は寝ることもままなりません。そしてバスの中ではできることがほとんどないので、照明がついている間は持参した本を読むことにしました。

そうして2時間が経過し、休憩停車の中央自動車道双葉サービスエリアに到着しました。私は起きている間は常に水分が必要な体質なので、ペットボトルの飲み物を数本購入しておきました。

休憩停車が終わって中央道に戻るとバスの中は消灯されます。もちろん読書灯という客が点灯消灯可能な弱い明かりはありますが、先にも触れたとおり、相席の客が○○○風の人でしたので、読書灯をつけて本を読むなどというバクチはする勇気もありません。それにそれなりに睡魔が襲ってきましたので、席に用意されている毛布を自らの体に掛けて寝ることにしました。zzz......

といって、起きてみたら大阪だったというのなら苦労はないのですが、時計の針を見てみるとそれよりかなり前に起きてしまったみたいで、二度寝も考えましたが、4時半ではそれも難しいと判断し、仕方なく起きて無為に座っていることにしました。

ところで懸念されていた名神高速道路の集中工事による遅れですが、実際にはその影響は全くなく、6時過ぎには阪神高速に入りました。最初の停車場所である東梅田には、時刻表では6時49分着と書いてありますが、6時半前には到着してしまいました。私の当初目的のなんばOCAT(実際にはJR難波駅と同一場所)の到着予定時刻は7時4分の予定でしたが、これも20分くらい早着で、6時45分に到着しました。

まぁ早着なら問題ないということで、なんばOCATを地上階から出て、なんばの場末で吉野家とか松屋のようなご飯食系の24時間営業をしている店を探しました。実はこれは4年前にやはり観光目的でない旅行で大阪に来たときに同じバスに乗って同じなんばで降りてから地下街で朝食を探したものの、店がほとんど開いておらず、仕方なく1件だけ開いていた喫茶店で朝食を食すことになった反省です。そうすると最初に目に映ったのは「横浜すき家」でした。理由はないのですが、なんだかこの店はあまり好きではなく、関東だったらまず入らなかったでしょう(といいますか、首都圏では先に吉野家とか松屋の方が先に見つかっていたと思います)。しかし、最初に見つかった関東ではよく見かける店ということでここで朝食を食べることとし、入りました。15分で朝食を終えて、それからなんばの地下街に入り、近鉄難波駅を探すことにしました。まぁ○○難波駅というのはそれぞれ離れていて、全く土地勘がなければ難儀していたのでしょうが、この旅行の前にネット地図でなんば一帯を見ておいたので、何となくわかって問題なく近鉄難波駅に到着しました。

あんた京都行くゆうたのに、何で近鉄の駅なんか探すねん、とのツッコミが入りそうですが、当初目的に掲げてあった学会参加は大目的とはいえ、開始が京都で一番山の中にある大学に13時半ということで(ほなら京都行きなはれ、と言われそうですが)、7時半前になんばにいて京都に直行するのも難ですから、空き時間で近鉄奈良駅前一帯を小観光しようということで、近鉄奈良線の始発駅・近鉄難波駅に行ったわけです。ところで自動券売機で切符を買おうとして気づいたのが近鉄の運賃の高さ!難波→奈良間は首都圏に直すと小田急線・新宿→相模大野間、東武東上線・池袋→川越間に相当するのですが、首都圏の前者が360円、後者でも450円。これに対して近鉄の方は540円!ちなみに今調べたところ、JR難波→奈良間も(距離が10キロ以上長いにもかかわらず)同じ540円……。しかし奈良というところは(関西ジモティには常識なのでしょうが)いろいろないきさつがあって、繁華街も観光地も近鉄奈良駅が便利なようにできている町なので、選択の余地もなく近鉄に乗ることにしました。

で、近鉄電車に乗りましたところ、近鉄難波→鶴橋間で徐々に乗客が乗ってきて、鶴橋で満席になり、見てみると別に大阪だからということは全然ありませんでしょうが、私の反対側のロングシートに座っている7人(内訳:女子中学生らしい女の子6人・私とほぼ同じ年格好のサラリーマン1人)が全員メガネを掛けていたのです。思わず持参しているデジカメで撮ってしまおうかと思ったのですが、プライバシーうんぬんの問題と普通のカメラで横幅7人を一斉に写真に納めるのは無理だと思ってあきらめました。そして、その女子中学生たちは学園前駅で降りて行ってしまいました。「そういえば、私立の学校(すべてではない)にとっては土曜日は休日ではないのだな」と納得し(学園前というからには学校があり、この学園前駅には帝塚山学園があります)、後はがら空きになった電車に乗って近鉄奈良に向かいました。

Shikaotoko 奈良に来て見たいと思ったのは、TVドラマ『鹿男あをによし』に出てきそうなシカの群れで、彼ら(彼女ら?)に鹿せんべいを振る舞うことも忘れてはなりません。猿沢池を通り過ぎて坂道を上ると奈良公園の敷地の中です。少し奥の方に行ってみるとシカが三々五々いました。脇には売店があって、鹿せんべいを売っていたので1セット買いました。すると寄ってくるわ寄ってくるわシカたちが。早速鹿せんべいを連中に食わせてやりました。それでもって最後の1枚はドラマの中に出てきた「鹿せんべい、そんなにうまいか」を実践すべく試食してみました。やはり人間が食べるものではないので、基本的に味付けがされていませんでした。玉木宏は本当にあの鹿せんべいを食べたのでしょうか。ロケ用に人間が食べるせんべいを混ぜておいて、それを食べたのではないのか、という疑問が浮かんできました。まぁ1枚くらいなら我慢して食えないこともないのですが……。Stag0006

Stag0005

Hind

奈良公園でシカと戯れていると中途半端に時間がたち、より時間があれば東大寺の大仏殿を見に行ったりとか、国立博物館を観覧するということもできました。しかし、京都の学会に遅刻せずに行くには、10時56分の近鉄奈良発京都市営地下鉄烏丸線直通急行国際会館行きに乗らなければならないというのが、私が座敷牢のインターネットと『駅すぱあと』で調べた結果でしたので、それらの奈良らしい観光施設に後ろ髪を引かれつつ、近鉄奈良駅に戻りました。近鉄の運賃が高いことに業を煮やして、今度は「スルッとKANSAI」の3000円分を買って、2日間の交通費に充てることにしました。「スルッとKANSAI」を自動改札に通して、地下のホームに降りると、見慣れた近鉄の小豆色とアイボリーのツートンカラーの車両ではなく、京都市営地下鉄のステンレスに緑色の車両が止まっていました。それに乗り、時間通りに出発すると、竹田までの40分間は急行運転していたので、スイスイと進んでいたのが、地下鉄に入ると各駅停車になるので、残りの約30分間はのろのろと京都市を南から北へ縦断していました。それでも定刻通りに国際会館駅に到着し、地下駅から地上のバスターミナルに登ると、小さいバスターミナルなのですが、初めての場所なので幾分まごつきました。それで12時18分発の、学会が開催される大学を通るバスに乗ることができ、30分過ぎに順調に到着しました。なお、私が乗ったバスは「京都バス」というベタな名前の路線バスですが、このバスは京都市の北の方、大原の里などに行くときに使うバスで、ここのバスは先ほど買っておいた「スルッとKANSAI」で乗ることができます。多分、京都市バスなどでも使えるのではないかと推測されますが、このときの関西行きでは路線バスは京都バス以外には乗っていませんので、あくまでも推測の域を出ません。

さて、目的の大学に着いたのはいいのですが、この大学は文理8学部18学科の総合大学でありながら、東京でも京都でもよくあるタイプの1・2年と3・4年でキャンパスを別にすることなく、全学部全学科全年次同一キャンパスで済ませるという、非常に珍しいところで、とにかくキャンパスが広いこと広いこと……。おまけに学会会場がその敷地の中でバスターミナルから一番遠いところに設定されているので、歩け歩け大会になってしまい、結構会場にたどり着くまでは時間が掛けりました。それでも歩くこと10分で会場に到着し、さらにその建物の最上階まで登ったところで講演や研究発表が行われるということで、受け付けもそちらとなっており、まぁ建物の中はエレベーターを使えるので問題はなかったのですが、前日の19時50分に座敷牢を仮釈放されてから17時間ほどしてようやく目的地に到着したわけです。

その学会が何の学問の学会なのか、そこで何が行われたのかはこのブログではメインテーマではありませんので、深く掘り下げることはしません。ただ、元静岡県立大学教授で今は京都大学に収まっている中西輝政教授と、民主党の元代表であった前原誠司氏の両氏による講演が土曜日のメインメニューでした。Profnakanishi

(写真:京都大学大学院教授・中西輝政氏)

その講演の後、学会会員による懇親会が行われ、皆様話が弾んで、あちこちで名刺の交換をしていたようですが、私はどこの誰にどのような話を持ちかけて名刺を交換すればいいのか不安だった(のと、名刺の残り枚数が少なかった)ので、前日見た“saku saku”の週末占いでは「積極的に動くべし」と出ていたにもかかわらず、少し引っ込み思案になっていた感じでした。

Dusk

(写真:会場となった大学から。懇親会終えて日が暮れて……)

土曜日の日程が終了し、会場から宿泊先のビジネスホテルまで行くのですが、いい場所のホテルが取れず、地下鉄烏丸線四条駅で阪急電車に乗り換えて一駅の阪急大宮駅(太秦や嵐山に行く京福電車の乗換駅があるところです)まで行ってようやく投宿することができました。はっきり言ってしまうとそのビジネスホテルは「東横イン」という、数年前に身障者用施設をおざなりにして世論の非難を浴び、静岡駅そばに建設予定であった同ホテルの建設予定がキャンセルされたという、いわく付きのホテルです。さすがにあのときにマスコミなどから叩かれたものだから、今は身障者用の準備も準備万端ですよとアピールしているのが印象的でした。このホテルの売りは(もっとも今ではビジネスホテルクラスでもチェーン店なら常識ですが)パソコン用LAN回線が自由に使えることで、私もパソコンを持ち込んでホテルでネットサーフィンをしようと画策したのですが、懇親会で食べ過ぎて眠くなったようですので、パソコンは重さ約3キロの重りとしてしかこの関西行きでは役目を果たさなかったことになります。そして12時前くらいにシャワーも浴びずに寝てしまいました。

明日は学会大会の2日目がメインですが、大会終了後はいよいよ8年前の「東福寺の変」に決着をつけたのか、どのようにしたのかがこのブログではメインテーマとなるでしょう。

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