ポリグロットになる才能
プロフィルに書いておきました通り、私は外国語をかじる(勉強する、なんておこがましいことは言えない)のが大好きです。でも、いつもすぐに挫折してしまいます。残っているのは、かじった言葉に関するいくつかの知識だけ。
でも世の中には母語以外に一言語を理解できる人はたくさんいますし、二言語以上を使いこなす人も少なくありません。この差は何なのでしょうね。
そんな疑問をいつも抱えているので、『外国語上達法』のたぐいの本は私の愛読書の何冊かに常にカウントされています。でも、そのような本におけるさまざまなノウハウは皆異なったことが書かれており、中には相矛盾することさえ珍しくありません。
ついには言語学にまでかじりついてまで言語を体得できる方法はないものかと探りまくる始末です。でも、結局は定説とか誰にでも適用できるような熟達法なんてない、というのが現在時点の私の結論です。
マルチリンガルになるのは生活環境とか、個人の語学的センスというものが大きくものを言うと思いますが、それは特技ではあっても
と書かれた方がいます。ちなみにマルチリンガルとポリグロットは同じ意味ですが、後者の方は学術用語的な単語です。この引用にふれられた前者の方々は好きこのんで他言語を使えるわけではなく、下手をすれば「不幸にも」という形容詞を添えねばならない方々も少なからずいらっしゃることと思います。そこで私が考えたいのは後者の「語学的センス」という語句に関してです。
語学的センスというのが本当に特技なのか、それとも別の何かをさしてそう呼んでいるのか、そこが気になるところです。
さまざまな知見でわかったことは、確かに特技としての語学的センスというのはあるものだ、しかしほとんどの他言語に通じている人には、センスというよりそうなるに値する性格を有しているものだ、ということです。それではその性格とはいったい何でしょうか。
私が読み聞きした範囲でアトランダムに書き連ねてみると、
- まじめな性格
- 単調なことを苦にしない性格
- 暗記を苦手としない性格
- 言語の習得に情熱を持てる性格
- 主体的に勉強できる性格
- 好奇心旺盛な性格
- 自らの個性を把握している性格
- 人間好きな性格
- あきらめの悪い性格
- 素直な性格
ほかにも思いつくことはあるのですが、皆様がこれらの性格をすべて兼ね備えているわけではなく、それぞれの方はそのうちいくつかを持っているということだと思います。
それでは私はどうかというと、まぁ自らの個性をある程度把握できているから思いつくことは、これらの性格は薬にしたくてもない、ということです。それをいちいち弁解していたら、この記事は愚痴のオンパレードになってしまうのでそれはしませんが、言葉の勉強、いえかじることは好きなのに、モノにならないのも無理はないわけですね。
あと、ごく少数の人間のみがあずかれる、いわば反則的な恩恵というのもあります。それは言語学を大学で専門的に学ぶことです。言語学を身につけるとどうやら、語学的センスに欠けていても、あたかもそれを身につけているかのように言語を学ぶことができるようになるみたいです。私の大学の専攻は……国際政治学だったよなぁ。英語の文献を読みこなせることが必須の分野なのに、その能力に欠けていたので苦労したし、卒論も書けなかったよなぁ。
そういえば、よく言われることだけど、ある言語を身につけるためにその言葉を話す異性の友人を見つけるとよいそうです。私なんかはてきめんにその効果が出るのではないか、と読んでいるのですが……
何せ負けオス犬の負け組人間、言語を身につけることで女性と仲良くなれるなら、火事場のくそ力ではないけれども、勉強に身が入るのではと……
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コメント
はじめまして。
トラックバックありがとうございました。
おっしゃるとおり、私の生徒を見ている限り、語学上達に公式はないようです。やめないことに尽きるようです。
が、これも簡単ではありません。私自身も含めて短期的な結果にフラストレーションを感じすぎるのかもしれません。
投稿: selha | 2005年5月17日 (火) 12時26分
はじめまして、こんにちは!TBありがとうございます。
わたしは「外国語上達法」の類の本はひとつも読んだことがないんです。やっぱり人によって言うことが違うんですね。
語学を身につける人は「センスがある」んじゃなくて、性格の影響だとわたしも思います。すぐに結果を求める人には、語学は向いてないんじゃないかな。
語学も友達探しも、のんびりやりましょう♪
投稿: yuna | 2005年5月17日 (火) 20時26分
>selhaさん
日本語教師の貴重なご経験をありがとうございました。これからも機会を見つけてブログを拝見させてもらいます。
>yunaさん
やはり学習法の本を読むくらいなら、その時間を割いて言語の勉強をしなさい、ということでしょうか。う~ん、確かに。
それとプロフを拝見すると、失礼ながら私と同い年ですね。
>御両方へ
ゆっくりのんびりでもすぐに結果を求めようと思わない、そのおおらかさが大切なんですね。
投稿: 風の祈り | 2005年5月18日 (水) 14時59分