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2005年5月

2005年5月31日 (火)

NHKラジオ『英会話中級』と『英会話上級』について

 世の中にはこのブログの主のように、NHKの語学番組のテキストを山ほど買い込む方もいらっしゃるようです。かくいう私も、

【定番】
ラジオスペイン語講座
ラジオ中国語講座

に加えて、

ラジオ英会話入門
ラジオ英会話中級
ラジオ英会話上級
ラジオ英会話レッツスピーク

と意気込んで買ってしまいました。

 スペイン語と中国語は4月から勉強中だから、本当に続いていて、頭の中に入っているのかは別として、テキストの購入を継続するのは問題ないわけです。
 問題は英語講座です。英語自体は、特に読むことに関しては、ボキャブラリーが足らないので苦労はするものの、特別に問題はなく読めますし、最近はその機会から遠ざかっていますが、話すことと書くことも、一定の限界はあれ何とかできます。でも、リスニング、特にネイティブの話す英語はとても聞き取れるものではありません。これには前々から危機感を持っていたわけですが、特に対策を講じるわけではなく、今現在必要がないので、最近までほったらかしにしていました。
 転機となったのは、今月3日の記事にあるように、ラジオの語学講座を流しっぱなしにして何となく英会話などの番組を聞くようになってからです。英会話入門は私が自由の翼を付けていたはるか昔のころと番組の構成はほとんど同じですので、聴き方や勉強の仕方も特に気にすることはありません(でも来月のテキストは買いましたが)。問題は『英会話中級』と『英会話上級』です。たぶんこの両番組は昔でいうところの『英会話』に相当するのだろうとは思っていましたが、1ヶ月近く聴いていてもどういう番組構成なのかが見えてこなかったのです。そこでテキストを買ってどういう態度で聴けばいいのか考えてみようとしましたが、テキスト+ラジオ番組聴取を2日続けてもなかなかうまい答えが出てきません。テキストに一応の勉強の仕方は書いてありますが、これもはっきりしない書き方で、ガイドラインたり得ないというのが実際です。
 どうやら、yuna様のアジア言語を楽しむブログによると、英会話中級と英会話上級の方向性がはっきりしない、という厳しい指摘もあって、迷っているのは私だけではないのかな、というように感じられます。コメント欄を見てもそのような指摘があって、みんな結構迷っているのかもしれません。
 最も、L-monger様の外国語学習日記というブログにとりあえずの勉強の仕方が書いてありまして、それを参考にするというのもいいのではないかという気がします。
 
 ところで、運悪く(運よく?)このブログに迷い込んできた方に伺いたいのですが、本当に英会話中級と英会話上級はどのように聴き、どのように利用して学習すればいいのかおわかりの方はいませんでしょうか。いらっしゃれば、コメントやトラックバックで私にご指導ご鞭撻(べんたつ)をお願いします。

2005年5月30日 (月)

なぜ親北反米に?

 このブログでこんな重いテーマを扱ったことは今までありませんでしたが、国際情勢には人一倍関心が強い私としては無視するわけにも行かないので、今までのような日記の延長から少し路線を広げる必要がありそうです。

 先月中国で起きた反日デモの様子は日本のTVや新聞などでも詳細に報じられていました。これによって中華人民共和国という国が反日を国是としていることが一般の日本人にも明らかになりました。同時に小規模ながらも韓国においても同様のデモが発生していました。しかし、こちらはメディアの扱いが小さかったこともあって、特に韓国に関心のない人にはそのことを記憶にとどめていないと思います。
 その韓国で昨日、駐留米軍の撤退を求める大規模デモが発生しました。

SEOUL, South Korea  May 29, 2005 - Thousands of South Korean students rallying Sunday against the U.S. military's five-decade presence clashed with police after trying to enter the American base, and at least 12 people were injured and more than 20 were arrested. (AP)

 この報道によりますと、このデモ騒ぎはここ20年来で最大規模のものだったということです。あくまでもこのニュースは通信社電なので、背景説明などには踏み込んでいません。しかし、消息筋の情報を多数まとめてみますと、韓国の大学生など若年層にはあまり朝鮮戦争の事実が知らされておらず、それどころか北朝鮮の金正日書記の人気が高まるという、臨戦態勢の国家(朝鮮戦争は「休戦」という形で事実上の終結を見たのみです)としては信じられない現象が起きている、ということのようです。
 韓国内には朝鮮戦争の名残として、約三万の米軍将兵が駐留しており、その米兵による不祥事が後を絶たなかったという背景もあります。しかし、なぜ今このような暴動が起きたのかについては合理的に説明できる材料に乏しいのが実情です。
 韓国の若年層に通奏低温として流れる親北反米の響きが、盧武鉉政権の誕生で表面化し、日本の政府高官をして「米韓の間が不穏になっている現状では日韓間で情報を共有するのは難しい」とまで言わしめたほどです。
 先鋭的な韓国国民にとっては、アメリカ合衆国と体制を共有しているということよりも、北朝鮮と血を共有するということの方を重要視しているのでしょうか。北朝鮮が核兵器を開発したということについても、それを持って韓国への脅威とは見なさず、むしろ民族の誇りとする意見さえ出ている始末です。
 問題は、この反米暴動が単発に終わるか、国を挙げての反米デモに拡大するかではないでしょうか。後者になったとしても、三万規模の兵力を即座に撤退させるようなことは技術的に困難なのですが、通常の将兵のローテーションという建前で徐々に駐留米兵を減らすことは十分あり得ます。それで駐韓米兵がゼロになる、という話にはなりませんが、朝鮮半島におけるアメリカ合衆国の軍事力のプレゼンスが減るということは、北朝鮮に誤った政治的シグナルを送ることになりかねず、日米双方の当局としてもまさに今後の推移を見守る必要がありそうです。
 最悪の場合には、tarochan.netの見出しではありませんが、自由主義陣営の防衛ラインが対馬海峡まで下がって、直接日本と対峙(たいじ)するということにつながりかねませんから。

2005年5月28日 (土)

清水区は遠いか?

 5月7日の記事にも書きましたが、清水区役所に行かなければならない用事を抱えています。しかし「遠いから」「面倒くさいから」という理由で2ヶ月以上ほったらかしにしています。確かに電車で行こうとすれば、新幹線を使わない限り3時間以上かかるというのは決して近いとはいえず、日常生活でもこの座敷牢から1Km以上あるところに出掛けようとするともう面倒くさがる性格では決して楽な移動ではありません。
 しかし車が自由に使える日曜日になると(おいおい、免許はもう期限が来たのではないのかね?)、高速や有料バイパスを使わなければ4時間はかかるにもかかわらず、「さぁ、清水にでも遊びに行ってくるか」とばかりに、割と頻繁にドライブに出掛けます。でも、日曜日では区役所は休みだし、エスパルスも試合がないし(まれにやることもありますが)、大体行くところといえば、今や6時半で閉店するようになってしまった戸田書店本店に寄って本を物色し、そのあとドリームプラザエスパルスドリームハウス清水店に冷やかしに行って、それに飽きるとかつてのヤングランド跡地にできた(もうずいぶん前の話ですが)ジャスコ清水店にお買い物、それでもまだ清水に居残っていたいときは、近くの谷島屋有東坂店に行ってまた本を立ち読みする、さすがにそうすると時間的にもう帰らなければ、となって、我が実家(といっても戸籍を置いてある、というだけの意味ですが)を名残惜しそうに眺めて東へ去る、というお決まりのパターンで清水里帰りツアーは幕を閉じるのです。もう少し違うことできないのかね、と言われそうですが、車旅行は車から離れられないという意味で案外不便ですし、三保とか日本平(スタジアムでなく)はもう見飽きてしまいましたしねぇ。そういえば、今年も船越堤公園の桜、見損ねてしまいました……
 しかし、世の中にはそんな不便を不便と思わない人たちが大勢います。その名は「エスパルスサポーター」です。こんなブログあんなブログの話によりますと、日本平スタジアムで観戦している客のうち2割弱が首都圏から来た、という調査報告が出ております。彼ら(本当は我ら、と言いたいところなのですが……)にとっては東海道線で3時間揺られることや、新幹線や東名高速に往復1万円払うことなど全く苦にしていない訳で、徒歩10分を面倒くさがる私などから見ると頭が下がる思いです。最も、私とて条件がそろえば清水に足を運ぶのを苦にしていない訳で、ただその「条件がそろえば」というのがポーカーでロイヤルストレートフラッシュをつくるのと同じくらい難儀なことなのですが……
 こんな私でも清水に住んでいたころはよく日本平スタジアムに足を運んだものです。まぁ、そのころの話は先述の5月7日の記事を参照して下さい。川中島(長野ではなく、川崎区の地名です)に現実を捨てて夢だけを抱えて移住してからは、時々清水(まだ当時は清水市だった)に遊びに行ったこともありましたが、サッカー中心の思考から、夢を追う方に重点を切り替えたので、エスパルスの試合を見に日本平に足を運ぶ、ということはほとんどなくなりました。最も20世紀のうちは近所の国立や横浜国際(現:日産スタジアム)、それに東京スタジアム(現:味の素スタジアム)と市内(といっても、細長い川崎市のこととて、決して近くはない─遠くもないけど)の等々力陸上のアウエーのエスパルス戦はよく見に行きましたが。
 21世紀になって失業状態が慢性化し、それまでの暇があったら外出する私が影を潜め、それらの状態を脱しようといくつも習い事を受けるのですが、働いているときのような緊張感がないのか、電車もしくはスクーターで30分以上かかるところへ外出するのがおっくうになって、決まってサボり癖がついて、道半ばにしてやめてしまったものです。そのものぐさがこの座敷牢に閉じこめられた去年からはさらに拍車がかかって、足を10分動かすことが苦になる性格になったという次第です。
 でも、それでは『人間・失格』ですよね。ニートへの道まっしぐらですよねぇ。自分用スクーターか車でも持ったら動けるようになるだろうかなぁ。でも川崎にいたときと違って、この座敷牢からだと、都心に出るにはスクーターで優に1時間以上はかかるし、車で都心だなんて、駐車場のことを考えただけでもぞっとする……
 それより近所で時給の安い仕事でいいから、時間の決まったアルバイトをすべきなのでしょうか。確かにそれならニートとは呼ばれないでしょうが、ほとんど身分の変わらないフリーターという地位に安住してしまうことにもつながりかねない気がして困っています。それなら何らかの職業訓練を受ければいいのでしょうが、先述のように途中でおっくうになってサボり癖が発動しそうで、それに踏み込むこともできません。
 誰かこの牢屋に安住するだれ気味から脱出する妙案があったら教えて下さい。

2005年5月24日 (火)

続・ポリグロットになる才能:アンチ・バベルの塔&『その他の外国語』について

 前回の「ポリグロットになる才能」は、こちらから迷惑顧みずいくつものブログにトラックバックを打ったので、ブログを始めて半月の私の記事としては好評のようでした。その二匹目のドジョウを狙うわけではありませんが、興味深いブログを見つけましたので、その紹介をするとともに、私が読んでいる語学エッセーでそのブログと関連性のあるものを案内してみます。
 ブログ「アンチ・バベルの塔」を執筆しているk.y.様の勉強法、というかボキャビル法ですが、薄めの辞書一冊をまるまる覚えてしまう、というやり方です。それで続く根気がなくなったときにどう考えるか、それを言語学者・黒田龍之助氏(ロシア語・スラブ語学)の著書『外国語の水曜日(現代書館刊)』に書いてあることを範にとって、

「『とにかくやめない』というのは至言だと思います」

と、引用を結び、さらにその背景にある心構えを、

『できると信じる』ことでしょう。『どうせダメだ... 』と思うだけでほんとうに『ダメ』になってしまうのは自己暗示にかかってしまうからで、こうした現象は脳神経科学でも実証されていることです」

と、読者である英語勉強者たちに蒙を啓いています。

 話は変わって、先の書を世に問うた黒田龍之助氏の最新刊『その他の外国語─役に立たない語学のはなし(現代書館刊)』という本で、黒田氏のすさまじい言語学習遍歴が開陳されました。そしてその英語に関しては(英語教師となった現在の話です)、何とこの「アンチ・バベルの塔」式勉強法と上手下手の差はあれ、同じ方法で自らを鍛錬しているということ(P185)が書かれています。そしてその勉強法を黒田氏は、「わたしはこれでもプロです。(中略)プロレスの選手に健康法を聞くようなものです。(後略)(P185)」といなしています。すごい!k.y.様はプロ級の勉強をしているのですか。でもそのおかげで黒田先生もk.y.様も英語のペーパーバックがすらすら読めるのですね。

 今度はその『その他の外国語─役に立たない語学のはなし』の話に移しましょう。黒田先生はエッセーのつもりでサブタイトルに「役に立たない」と付けられたのでしょう。確かにこの本を読んだからといって来月のTOEICの点数が上がるとか、そのような即効的な成果はもちろん期待できません。「究極の勉強法はどこに」という節でも、「勉強法を他人に聞いてはいけません(中略)自分のペースを掴むため、いろいろと試行錯誤してみたらどうでしょう」とつれない答え。しかし、一見一事が万事こんな調子のようでも、丹念に読み込んでみると、ここそこに言語習得法のティップスが隠されています。それを読み取れるかどうかは読者次第、読み取れたとしてもそれを外国語学習に生かせるかどうかはもっとあなた次第、そんなつれない女性のような一冊がこの本です。万年スランプの私こそ、この本をそれこそ赤線青線を引きながら読み返してみる必要があるのでしょうかね、それでやる気が起こるならば。

2005年5月23日 (月)

コメントとトラックバックについて

 私は芸能人でもなければ有名人でもありません。さらには物議を醸す内容の記事を、日々書きつづっているブロガーでもありません。今のところこのブログの存在をご存じな方はせいぜい10人内外だと思います。今日の記事はその程度のブログ書きが心配する必要などないことを書きます。
 ブログが流行して、芸能人や有名人がブログを始める例が増えてきました。特に例を挙げる必要はないと思いますが、それぞれのブログ運営会社が、看板としてそのような方にブログを書かせる、と思われるモノも少なからずあります。それはブログ運営会社の営業方針として別におかしいとは思いません。
 私とてそうした方のブログをいくつかRSSリーダーに登録して、暇なときには読んでいます。とはいえ今まで「このような方のブログにコメントを書いたりトラックバックを打っても、決してその方々は私を向いてはくれないだろう」と漠然と思っていました。
 その漠然とした考えをはっきりとさせてくれる文章に、ブログサーフ(こんな単語、あるのでしょうか)をしていたら出会いました。そのURLを控えておかなかったのは失策ですが、おおよそのことは覚えているので、著者に無断で(本当はいけないことなのですが)書いてみると、「大体コメントやトラックバックが何百もあるのをいちいち見ていられるか」ということです。確かにそれならコメントやトラックバックで参加している一ブロガーのことまでわざわざ目を注ぐ訳にはいかない、というのもわかります。
 それから有名人とまではいかなくても、記事のクオリティーが優れていたり、ブログが流行する前にウェブサイトや日記サイトで固定客をつかんでいた方のブログは、コメントやトラックバックが百単位まではいきませんが、それでも数十はあります。この数ですと、ブログの著者が人気商売でない単なる社会人である場合、すべてを見て、かつ自分のブログに反映させる、というのはやはり不可能か、困難であると言い切っていいでしょう(私はそんなことはない、寝る間を惜しんで皆さんのご意見を拝読しています、という有名ブロガーの方、弊ブログを見つけられましたら、是非ご反論ください)。
 ではコメントやトラックバックは全く無意味なのか、というとそれはまた違う、と自分のブログを初めてから認識しました。ブログサーフしているときに、「これはおもしろい」と思ったブログの記事にコメントを書いてみる、自分のブログの記事と同じような内容が書かれている(または反対のことが書かれている、でもよいのですが)人のブログにトラックバックを張ってみる、あるいはコメントやトラックバックにしても反対の流れが起きる、そう、自分は大したことないや、と軽い気持ちで書いた記事に誰かが注目してコメントやトラックバックをする、そうやってつかんだブログ上の人間関係というのに堪能したならば、あなたはもう一人前のブロガーです。
 初めてコメントやトラックバックをもらった方へ。中には無意味なコメントやトラックバックもあるでしょうが、できるだけコメントやトラックバックへのお返事を書いてあげてください。そうすることでブログ関係が深まってゆくものです。中にはどうしようもなく不思議なコメントやトラックバックもあるはずですが、明らかに自分のブログの趣旨に反するもの以外は削除しないでください。私も単に「訪問者はコメントを下さい」と書いてあったから、今まで思っていた疑問をコメントしたら削除された苦い経験があります(相手が東大出身のイギリスオックスブリッジ留学生という「俺は偉いんだぞ。意見なんて許さないぞ」という感じの方であったのが原因だろうと思いますが)。
 以上がブログ初心者が感じたブログに対するコメントやトラックバックに関するちょっとした思案です。

2005年5月22日 (日)

『英語を学べばバカになる』?!

 私はおととい、手提げ袋に入れるくらいの本を購入しました。その中に表題の本があります。私は立ち読みする本は時間をかけて立ち読みするのですが、そういう本はだいたい買わずにすませます。買う本は表題を見て、帯を見て、だいたいの内容を推察して買うものです。このような表題ですから、言語学者か脳神経外科あたりが警告を発する意味で執筆したのではないかと想像して、「趣味は外国語をかじること」の私にも問題があるのか、と思い、じっくり読んでみる意味で買ってみました。
 しかし、内容は完全に裏切られました。そもそも執筆者は社会学者で、本を読み進めるとわかりますが(失礼な表現ながら)フランスびいきの方です。論旨も言語学的な批判ではなく、社会学的な内容を主としています。というか、タイトルは看板倒れで、サブタイトルの『グローバル思考という妄想』が本タイトルならば正当に内容を著しているでしょう(と同時に売れ行きも下がるのか?!)。すなわちこの本の著者である薬師院仁志氏の主題は、英語に罪があるわけではなく、英語が英米を主としたアングロサクソン文化と密接に結びついている点に着目し、英語を身につけ、自らの存在を「発信」することはアメリカ文化に染まることである、と力説しています。
 そして、ただの社会学的妄想でないことを証明するために、しっかり数字を挙げてから政治的予測もたてて、いっぱしの予言者気取りの筆致で書かれています。フランス的視点からアメリカ合衆国の衰退を予言する一種の「英語帝国主義」論者であるといえます。本人はあとがきで親米主義でも反米主義でもないとエクスキューズしていますが、本文中に『帝国以後(エマニュエル・トッド著、藤原書店2003刊)』の一節「日本のような国にアメリカ型自由主義モデルに基づいた規制緩和を持ち込むことは、極右勢力の台頭を引き起こすに違いない」を引用して、小泉政権の規制緩和路線を批判しています。
 私自身についていえば、この本で高笑されているe-learningで欧米の先進学問を学びたいという希望を持っているので、「英語は必要ないか」と問われれば、「非常に必要である」と答えたい。しかも英語一言語の世界では悲しいので、今までかじった言語、たとえばドイツ語やフランス語、それにロシア語や中国語あたりで専門文献を読めるようにしたいという野望を心に秘めているのも確かです。そのe-learningに代表される教育の産業化にもやはりフランス的視点から批判を加えている。

フランスでは、教育といえば初期教育がほとんどすべてである。最近は多少変わってきたものの、基本的に、学校へ行くのは若いうちだけなのだ。だが、アメリカは違う。事実、アメリカの大学生の年齢構成は実に多様である。

 このアメリカ合衆国の「生涯教育」的発想にどのように批判を加えているかというと、

その背景の一つに、アメリカにおける転職率の高さがある。
 民間部門で働くアメリカ人は、人生の間で、平均六つの勤務先を渡り歩く。ヨーロッパ人から見れば、この数字は異様である。

 確かにアメリカ合衆国の常識では、必要なときに必要な資格を取得するというもの、すなわちここでは転職を挙げているのですが、現在の日本では、22歳(または23歳ですか)の時に入り損ねて、あるいは入る気がなくて、30代になって大学院で人生を考え直すケースがアメリカ型に劣らず多いのではないでしょうか。。私もそれを目指していたのですが、人生のさまざまなトラップにかかってしまい、座敷牢に閉じこめられる始末になってしまいました。ほかにもさまざまな年代の方々が、一種のカルチャーセンターとして大学院に通っているケースを聞きます。
 結論として、「英語」がどうこうという視点でこの本を買うと確実に裏切られます。しかしアメリカ文化、ヨーロッパ文化(といってもほとんどフランスだけだが)の対峙(たいじ)、それに対して日本はどう直面するか、という文明的視野から日米欧の三極を見つめたい方にはおすすめです。

2005年5月18日 (水)

鉄道話2題

1.鉄道そのものというよりは鉄道会社に関する話題で、さらにその子会社の話ですけれども、もう賞味期限が切れた話かな、去年の今ごろ話題になったことです。
  ホリエモンことライブドア堀江貴文氏近畿日本鉄道に大阪近鉄バファローズの買収話を持ちかけましたが、近鉄サイドはにべもなく断りました。そして大阪近鉄バファローズをオリックスブルーウェーブと合併すると発表しました。買収話を近鉄フロントに持ちかけたとき、おそらく堀江氏はいつもの、どこにでもいそうなラフな若者の格好で会社に入ろうとしたのでしょう。もちろん、これは推測でしかありませんが、このあと1年間にわたって世間を騒がせ続けたとき、彼はずっとその格好を通していたのですから、憶測とはいえ、当たらずとも遠からずだといえるでしょう。
  鉄道業界というのは国土交通省の免許が必要な事業です。えてしてそういう業界は保守的になりがちです。鉄道業界は、企業によって濃淡はありますが、やはり非常に保守的といわれています。特に近畿日本鉄道は、鉄道オタクからさえ「あそこはJRにならって分割民営化が必要だ」とさえやゆされていたくらい官僚的な会社です。そんなところにラフな格好で出掛けても、受付で追い返されるのがオチであることは一般常識を働かせればわかるのではないでしょうか。いくら三百億(だったっけ?)のキャッシュを突きつけようとしても、それ以前の問題です。
  もし本気でバファローズを買収する気だとしたら、近畿日本鉄道という会社の体質を考えて、せめて会社に姿を見せるときはスーツを着用すべしと思うのは私だけでしょうか。堀江氏が学生時代まで秀才だったというのなら、織田信長の故事くらいはどこかで聞いたことがあったのではないか、そのひそみに倣って場面を考えた服装を着用するのが筋である、と私は考えます。
  最もそんなことは本質的な問題ではない、彼がバファローズのオーナーを札束でひっぱたくような交渉の進め方をしようとしたのが問題だとか、そもそも球団を買収する意図はなく、自分の売名行為のためにあのような挙に出たとか、憶測レベルではいろいろ考えられますが、私が去年、通関士試験の勉強をしながら考えたことは以上のようなことです。

2.今度は新鮮な話で、かつ鉄道会社の本業に関する話題です。
  今日の深夜1時付けでAsahi.com に入電したところによると、小田急電鉄は平成20年春までに、東京メトロ千代田線始発のロマンスカーの運行を始めるということです。しかもそのために地下鉄仕様の新型ロマンスカーを製造するということです。
  小田急電鉄は東京・新宿から世田谷区を経て、神奈川県に入り、県北部・中部を貫きながら、藤沢(終点は片瀬江ノ島)、小田原(実質上の終点は箱根湯本)まで路線網をのばしています。しかしこの新宿←→藤沢・小田原というルートはJR東日本によって湘南新宿ラインと称して、最近になってダイレクトにアクセスできるように整備されました。それに危機感を抱いた小田急電鉄は、快速急行という車種を新設し、藤沢から新宿までそれまでより10分近く所要時間を短縮しました。しかしJRは元の貨物線を縦横無尽に利用できるのに対して、小田急線は普通の複線(一部複々線)で、小田急線単独での努力には限界があります。
  そこで今でも相互直通運転を行っている東京メトロ千代田線から集客するというアイデアが出されたものと思われます。このルートですと、今までは新宿発・着の客を抱えるという守りの作戦に対して、大手町(実質は東京駅)・日比谷・霞ヶ関といった今まではJRの独占であった山手線東側に攻め込む作戦を挑む訳で、果たして今までそれらの駅から帰宅していた客はどのように動くでしょうか。興味深い話であるとともに、自分自身、今は失業者であるわけで、そのようなルートのロマンスカーが稼働するまでに、そのようなエリアで職を見つけたいものだと思うわけです。
  さらに鉄道オタク的な考えでは、東京メトロ線のみならず、東に直通しているJR常磐線に乗り入れし、休日は取手(茨城県)←→箱根湯本・片瀬江ノ島という観光特急(JR線内は急行かな?)を走らせたらたまらないと思うのですが、いかがでしょうか。

2005年5月16日 (月)

ポリグロットになる才能

 プロフィルに書いておきました通り、私は外国語をかじる(勉強する、なんておこがましいことは言えない)のが大好きです。でも、いつもすぐに挫折してしまいます。残っているのは、かじった言葉に関するいくつかの知識だけ。
 でも世の中には母語以外に一言語を理解できる人はたくさんいますし、二言語以上を使いこなす人も少なくありません。この差は何なのでしょうね。
 そんな疑問をいつも抱えているので、『外国語上達法』のたぐいの本は私の愛読書の何冊かに常にカウントされています。でも、そのような本におけるさまざまなノウハウは皆異なったことが書かれており、中には相矛盾することさえ珍しくありません。
 ついには言語学にまでかじりついてまで言語を体得できる方法はないものかと探りまくる始末です。でも、結局は定説とか誰にでも適用できるような熟達法なんてない、というのが現在時点の私の結論です。

マルチリンガルになるのは生活環境とか、個人の語学的センスというものが大きくものを言うと思いますが、それは特技ではあっても

と書かれた方がいます。ちなみにマルチリンガルとポリグロットは同じ意味ですが、後者の方は学術用語的な単語です。この引用にふれられた前者の方々は好きこのんで他言語を使えるわけではなく、下手をすれば「不幸にも」という形容詞を添えねばならない方々も少なからずいらっしゃることと思います。そこで私が考えたいのは後者の「語学的センス」という語句に関してです。
 語学的センスというのが本当に特技なのか、それとも別の何かをさしてそう呼んでいるのか、そこが気になるところです。
 さまざまな知見でわかったことは、確かに特技としての語学的センスというのはあるものだ、しかしほとんどの他言語に通じている人には、センスというよりそうなるに値する性格を有しているものだ、ということです。それではその性格とはいったい何でしょうか。
私が読み聞きした範囲でアトランダムに書き連ねてみると、

  • まじめな性格
  • 単調なことを苦にしない性格
  • 暗記を苦手としない性格
  • 言語の習得に情熱を持てる性格
  • 主体的に勉強できる性格
  • 好奇心旺盛な性格
  • 自らの個性を把握している性格
  • 人間好きな性格
  • あきらめの悪い性格
  • 素直な性格

ほかにも思いつくことはあるのですが、皆様がこれらの性格をすべて兼ね備えているわけではなく、それぞれの方はそのうちいくつかを持っているということだと思います。
 それでは私はどうかというと、まぁ自らの個性をある程度把握できているから思いつくことは、これらの性格は薬にしたくてもない、ということです。それをいちいち弁解していたら、この記事は愚痴のオンパレードになってしまうのでそれはしませんが、言葉の勉強、いえかじることは好きなのに、モノにならないのも無理はないわけですね。

 あと、ごく少数の人間のみがあずかれる、いわば反則的な恩恵というのもあります。それは言語学を大学で専門的に学ぶことです。言語学を身につけるとどうやら、語学的センスに欠けていても、あたかもそれを身につけているかのように言語を学ぶことができるようになるみたいです。私の大学の専攻は……国際政治学だったよなぁ。英語の文献を読みこなせることが必須の分野なのに、その能力に欠けていたので苦労したし、卒論も書けなかったよなぁ。

 そういえば、よく言われることだけど、ある言語を身につけるためにその言葉を話す異性の友人を見つけるとよいそうです。私なんかはてきめんにその効果が出るのではないか、と読んでいるのですが……
 何せ負けオス犬の負け組人間、言語を身につけることで女性と仲良くなれるなら、火事場のくそ力ではないけれども、勉強に身が入るのではと……

2005年5月15日 (日)

「風の祈り」の由来

 今日(暦上は昨日ですが)はサッカーJリーグ第12節第1日が行われました。もちろん清水サポである私の関心事は、川崎vs清水@等々力です。久々に懐かしの川崎に行きたいなぁ、という気にもなったのですが、そこは幽閉中の身。そうそう外に出させてはもらえませんって。それにTV中継もたびたび清水戦に巡ってくる訳じゃあないし。
 試合自体は0-1で我が清水が勝ちましたが。試合内容はコアなエスサポのブログを幾つか拝見させていただいて確認した(だって、スーパーサッカーもすぽるともほとんどこの試合こと報道しないのだから……)ところ、川崎サイドから見て交通事故のような失点をキックオフ直後に喫してからはずっと攻勢に立っていたにもかかわらず、残る89分+ロスタイムに点が取れずに、スコアの上では負けたけど、あれって引き分けみたいなものでしょうのような試合展開だったようです。
 試合のことはこのくらいにしまして、本題に入りましょう。なぜブログのタイトルが『~風の祈り』なのかということです。
 まだ@NIFTYがNIFTY-SERVEだった時代、パソコン通信(懐かしいですねぇ)でサッカーフォーラムの清水部屋、通称「オレンジ村」に出入りしていたころ(何年前だろうなぁ、5年じゃ済まないような気がする)、ハンドルネームとして使っていた名前がこの「風の祈り」なのです。直接的な由来はイージーリスニングミュージシャンの姫神(リーダーの星吉昭氏は一昨年、五十代の若さで無念にもこの世を去られました。合掌)の作曲した曲の名前から採りました。
 そこに込めた由来は、”→東京都下某市静岡県清水市神奈川県川崎市川崎区→”と激しく住所を変えながら生きてきた私を「風」になぞらえ、その「風」がたとえ日本中、否世界中どこにいても清水エスパルスの勝利を祈り続けるということです。
 蛇足ですが、実はNIFTY-SERVEのパソコン通信をやっていたころ、ほかのフォーラム(特に思い出の深いのがアニメフォーラムのちびまる子ちゃん部屋です)にも出入りしており、フォーラムごとに違うハンドルネーム(すべて姫神の曲名から採りました)を使っていたのですが、なぜかこの「風の祈り」以外は、現在記憶の中から抜け落ちてしまいました。姫神のアルバムは今世紀にリリースされた1・2枚を除いてすべて持っていますので、ジャケットをひっくり返してじっくり思い起こせばもしかしたら思い出すかもしれませんが、自分を風に擬したこのハンドルネームが気に入っているので、私がハンドルネームを使うときは、半永久的に「風の祈り」を使うつもりです。
 さらに(清水エスパルスから話題が離れてしまう)蛇足ですが、NHKが今年、放送開始80周年記念ということで力を入れている企画に、NHKスペシャル・シルクロード』があります。その第3集が「草原の道・風の民」というタイトルで、草原に生きる騎馬遊牧民族を取り上げていました。騎馬遊牧民族を風にたとえるタイトルと番組内容が、彼らの歴史に深い興味のある私の琴線をとらえ、さらに自らを風と称することに我が意を得たり、と感じ入った次第です。

2005年5月14日 (土)

年男

 ついに来てしまった、恐れていた日が。5月14日。それは私がほとんどの会社における求人対象から外れる36歳という年齢になる日なのです。まぁ4月以降、あまり熱心に求職活動をしていなかったので自業自得ですね、と言われてもしょうがないのですが。
 求職活動に本格的に乗り出した去年12月から(もちろんその前にもちょこちょこ求人を出している会社に応募はしてはいましたが、職安や「東京しごとセンター」を利用しての求職活動は、という意味です)このように考えていました。誕生日が来るまで半年もないから、やみくもに求人している企業に履歴書を送付して求職活動をしつつ、本格的な求職は何か資格を身につけてからにするから、実際は36歳になってからが本格的な勝負かな、という具合です。そして私の適性検査の結果から、数的処理の能力が高い(その割に高校の数学は難しかったなぁ)ということから、簿記会計の仕事が向いているのではないかと思案したわけです。とはいえ、この年で税理士とか公認会計士のような本格的な財務・会計の資格を取得するのは至難の業なので、簿記に焦点を絞ろうかと。
 でも一つ大きな壁が立ちはだかっています。資格試験の勉強でろくな成果を挙げたことがないことです。今や成年者の国民的資格となっている普通自動車運転免許(そういえば今日で期限を迎えるんだっけ。まだ更新していないなぁ)を大学生の時に取得したのをのぞけば、通関士の資格は、通関の職に長年就いていながら全然取れなくて、去年も多額の借金をしてまで専門学校に通ったにもかかわらず、やはり試験に落ちてしまいました。それで牢屋奉行に「てめえはもう勉強ということができない頭になってしまったのだな」となじられ、私も「もうこの年齢だし、大学受験の時のように必死に勉強して、一応名の通った大学に入ったようには何もできないのだな」と、気を落としてしまいました。
 そういえば、エゴグラムでも私の性格を分析して、「何かもっともらしい事をやろうと思っても、その方法が中々見付から無かったり、よしんば見付かっても途中でドジを踏んだりして、有終の美を飾る事が殆ど出来ない」「こういう風なグラフが示すライフ・スタイルでは、何の仕事をやっても、人並に成功するとはちょっと考えにくい」と示されてしまいました。 本当にそうなのかもしれない。だとすれば、残りの人生(牢屋奉行は「てめえの寿命は50歳だ」と予言していますが)を、たとえあと14年だけだとしても、どう生きればいいのか、想像を思いめぐらすだけで悲しいことです。

 辛気くさい話はこのくらいにして、誕生日が同じという人は日本に何百万人もいるのでしょうが、意外なところでそんな人を見つけてしまいました(見つけたのはずっと前ですけれど)。我が清水エスパルスの右サイドバックをつとめる市川大祐君です。年齢はちょうど11下になります。実社会ではまだ「若いね~」ということになるのでしょう。でも、サッカー選手としてはもう立派な中堅どころ。デビューしたときはまだ17だったのにぃ。日本代表としてW杯にも出場し(おい、アルトゥール・コインブラさんよ。イチはもう「日本代表マスターズ」かね?)、去年のブランクがありながら公式戦に200試合近く出場している立派な、というか清水の誇りともいうべき選手が私と同じ誕生日というのは、自分でどうこう操作できるものでもないのですが、何となくうれしくなってしまいます(でも、イチが知ったら、こんな辛気くさいオヤジと同じ誕生日だなんて……と落胆するかなぁ)。

 しかし、3回目の年男を迎えるに当たって、負けオス犬負け組人間でニートすれすれの状態だなんて、「一応名の通った大学」の学生だったころには想像もできなかった(もちろん、そんな単語もなかったけど)なぁ。

2005年5月13日 (金)

大阪府池田市

 中二日おいての記事が「大阪府……」ですかねぇ。私はこの町に行ったことはありません。でも、湊町で自由を満喫していたころには、ドライブで通ったことはある(はず)なのですが。私が一般には特に知られることのない大阪の衛星都市にどうして関心があるのでしょうかといいますと、『てるてる家族』というドラマの影響が非常に大きい訳です。
 『てるてる家族』は現在放映されているドラマではありません。NHKで平成15年度の秋・冬に朝の連続テレビドラマで放映された番組です。番組の詳しいことは気が向いたら記事にするつもりです。今はこのドラマの舞台が主に大阪府池田市に設定されていたことが重要なのです。
 しかしこの町、いろいろと調べてみるとなかなか単なる衛星都市、とは切って捨てられない市みたいです。そこがドラマの舞台に選ばれた理由なのかも知れません。ダイハツの本社があるということはつい最近になって知ったことですし、インスタントラーメンが発明されたのもこの町ということですし(これは『てるてる家族』でもカリカチュアライズされています)、大阪の地銀・池田銀行というのもありますね。
 摂津地方(阪神地方とでもいうのでしょうか)の地誌に疎い私としては、阪急宝塚線(先月末に不幸な大事故で有名になったJR宝塚線とは違います)沿線というのは、東京でいうと東急田園都市線沿線の原型くらいに思っていたのですが、どうもそんな純ベッドタウンというのとは訳が違うみたいですね。
 実は私にはこの池田に住んでいるメル友がいますが、しかし『てるてる家族』放映前にはだからってじゃあ池田市って何、くらいに思っていました。だけど、今はちょっと池田市に旅行に行ってみたくなりました。「インスタントラーメン発明記念館」というのもあることですしね。メル友に会う会わないは別にして(まぁ会えればいろいろと案内してもらえるのでしょうが)、少しこの町を掘り尽くしてみたくなりました。ついでにいえば、宝塚に行って、タカラヅカを観劇するのもいいかなって。

2005年5月10日 (火)

昨日の水戸黄門

 昨日の『水戸黄門(TBS系列)』の舞台は酒田湊でした。史実では、河村瑞賢が西回りの北前船の航路の開拓に当たって、その起点とした商港です(後にこの航路は陸奥・鯵ヶ沢を経て、蝦夷地の松前まで延びます)。

 舞台が歴史ある湊だけあって、久々に「悪の廻船問屋」が登場するのではないかと、楽しみにしていました。というのは、実は私も短い期間ではありますが、廻船問屋の丁稚奉公として働いていた時期がありまして、というか、その廻船問屋で社会人デビューさせていただいた経験を持っているからです。だとしたら、少し自虐的な楽しみだったかもしれません。実際、どうして廻船問屋というのは時代劇ではいつも悪党の役を与えられるのでしょうか。

 実際、廻船問屋には戦後しばらくまで荷役人夫の徴集に当たって後ろ暗い過去を持っていなかったと言えばうそになるような話を聞いたことがあります。最もそれは歴史ある廻船問屋のみならず、明治以降あるいは戦後に創業された港運業者についても同じことがいえるそうです。そんな時代に廻船問屋に飛び込んだら、もともとが文系の私なんか、とても無事ではいられなかったでしょうね。

 現在、日本にある百幾つかの開港(外国貿易が許されている港のこと)の少なからずが江戸時代、ないしそれ以前から湊町として発展しており、それらの港のにある港運業者の中には江戸時代の廻船問屋に源を発する企業も少なからずあります。私を拾ってくれた会社も、伝承では江戸初期の大坂夏の陣の兵站輸送に功績があったことへの見返りとして、廻船問屋の免許(と言っていいのでしょうかねぇ)を授かったことが起源であるとされています。

 『水戸黄門』という時代劇のストーリー自体にはあまり興味はないのですが、簡単に書いておくと、今回は善玉の物産問屋の娘が出てきて、悪玉の廻船問屋と湊奉行(でいいのでしょうか)がそれに悪さをする、というのが基本的な柱でした。

 そういえば、作家の堺屋太一はTV番組の中で何度も『水戸黄門』について、「国家公務員が地方公務員と民間業者を、『おまえたちはこれこれこういう悪事を働いたから罰を与える』と、法律の第何条に違反したかを言わずに処罰を与える番組が日本人には人気が高い(この辺うろ覚えです。正確な発言内容には自信がありません)」と評していました。

2005年5月 7日 (土)

結局寝正月ならぬ寝GWに

 5月4日に三日目の更新をして、それから二日更新をさぼっていました。このままでは日記名物の「三日坊主」に終わってしまうなぁ、と危機感を募らせていました。さすがにこれではまずいと緩みきった頭のネジを締め直して更新するのが今日の記事です。単なる「バックオーライ」でもよかったのですが、さすがにネジを締めたら書きたいことを思いついたので、誰が読んでくれるのか知らないけど、書いてみようっと。

1.4日の記事で、「せめてあしたこそはドライブ、というか帰省しよう」と決意表明したのですが、やはり寝過ごしてしまい、「今からドライブしてもおもしろくないなぁ」とあきらめの境地に入ってしまい、帰省どころか近所ドライブすらできませんでした。三度の食事より寝ることが大好き(いや、好きというわけではないのですが、一度寝に入ると12時間以上床にいるのが常態化しており、問題だとは知りつつも解決策が見いだせないので困っている……)な私は、この先どう生きたらいいのか頭を抱えている日々なのです。

2.バブル崩壊の足音がそろそろはっきりと聞こえてきた平成χ年に社会人デビューした私は、GWの旅行の思い出というと、社会人四年生の時に行った浜松まつりと、恐怖の大魔王が振ってくると予言されていたハルマゲドンの年に行った北海道旅行くらいしかありません。なぜかというと、私が社会人デビューした会社にいたときには、給料の使い方を割と厳密に決めていたのと、その会社の給料の出し方が一風変わっていたからなのです。使い方の方はというと、

●固定給は原則全額生活費に使用。ただし余れば遊興費にしてもよい。
●ボーナスは3:1の割合で、3は貯金に、1は遊興費兼緊急時の出費のための予備に。
●残業手当は全額遊興費に。
 つまり、遊びに使えるお金はボーナスの四分の一+残業手当でした。

 それから会社の給料の出し方というのは、月末締めで、ただし支給は当月25日に繰り上げ、残業手当については繰り上げ計算できないので、月末締め来月25日支給という二重制度になっていました。それから、労使のベア交渉がまぁ年度末の三月くらいに行われるのですが、妥結は必ず四月に繰り延べになるという慣例になっていました。それで四月分の給料は、前年度の金額で支給され、差額は五月に支払われることになっていました。

 それはどういうことなのかというと、12月にもらったボーナスの遊興費分がそろそろなくなりかけてきた時期に、支給される給料と残業手当は前年度分の額で支給されるということで、GWの時期はどうしても遊興費の谷間になってしまいがちだったのです。それでGWにどこか行こうか、と思いをめぐらす余裕を失わせたわけです。
 浜松は、当時勤めていた会社≒自宅(同じ市内にあった)の県内だったので、それほど散在することなく行けました。

 じゃあ北海道旅行は何だ、というと、その当時は転職して二番目の会社に勤めていたころの話です。そこは原則年俸制で、支給は年俸を15等分して、そのうち12は毎月の給料に、1は夏のボーナスに、2は冬のボーナスに、という方式で、年間にもらう給料は最初の会社とほぼ同額でも、毎月手にできる金額は3割増しくらいだったのです(その代わりボーナスは少ない)。そのときの給料の使い方は、

●4分の1が家賃・光熱費等の必ず出て行く生活費に。
●4分の1が借金返済に(実はその直前にある「賭け」をして、最初の会社で蓄えた貯金分の借金をこしらえてしまったのです)。
●残りの半分弱のうち、食費として使わなかった分は自由に使えるお金に回せる。

というわけで、遊興費として使える分がかなり増えたわけで、そのお金で北海道旅行に出かけたわけです。

 今は?その質問は黙殺!ただ、座敷牢に閉じこめられているので、生活費系統の出費はゼロとなっています。食費だけはゼロでもいいし、自分で好きなものを食べるときにはいくらか使ってもいいし、という形です。

3.実は私は五年ぶりに免許を書き換えることになりました。その間に本籍地が「静岡県清水市○○」→「静岡県静岡市清水○○」→「静岡県静岡市清水区○○」と、二度にわたり地名変更の憂き目にあったわけです。でも、警察には何の届け出もせずに、免許には五年前の地名である「清水市○○」と書かれているわけです。この届け出をしないとやはりまずいのでしょうね。免許書き換えの前に地元警察署で届け出をしておけば、書き換えは新宿でできるのですが、書き換えの時に同時に届け出をするつもりなら、府中か鮫洲に出向かないといけないそうです。3月くらいから「区役所に戸籍を取りに行きたい」と思い続けている訳なのですが、免許更新期間に入った今に至るも「平日に」清水区に帰省していないわけで、この辺もどうしたらいいのか頭を抱えている日々なのです。

 そんなこんなで結局、GWはどこにも出掛けずと相成ったわけです。まぁ「毎日が日曜日」状態の私にとって、GWだからどこかに出掛けよう、ということをあえて考える必要はないのですがね。それから、勤め人にしても、うらやましい会社・工場では、4月29日からあしたまで十連休という人もいるらしいので、そういう人たちの目で見たら、GWはまだ終わっていないのかもしれませんがね。そう考えれば、あしたどこかに行けたら、何とか寝GWではなくなるのかなぁ、とも思っていますが。

2005年5月 4日 (水)

バック……、しまった?!

 今日はサッカーJリーグ、横浜マリノス対清水エスパルス戦を見に行くつもりだったのですが、(働いてもいないのに)ゴールデンウィーク気分で寝過ごしてしまい、目が覚めたときは11時30分。起きてすぐに小机(日産スタジアムの最寄り駅)に向かえればいいのだが、当然着替えたり食事をしたりで準備完了のためには1時間以上掛かる。12時半過ぎに最寄り駅から小机に行って、当日券を買って入るには間に合うか?と、ない頭を働かせて考えると気がなえた。そこで新聞のテレビ欄(私の取っている新聞は最終面ではないのだ)に目をやると、NHK総合、衛星第一ともに中継は入っていない。祈る思いで民放欄に目をやると、TBS(別名をTricolor Broadcast Stationと呼ぶらしい)が中継するではないか!と、それで小机に出かける意欲を完全に失った私は我が14型ステレオテレビにかじりつくことにした。

こりゃ、今年のゴールデンウィークも寝GWになりそうだな。せめてあしたこそはドライブ、というか帰省しよう。

2005年5月 3日 (火)

懐かしいラジオ英語講座

 今年はNHK教育ラジオの語学講座はスペイン語入門編と中国語応用編を聴いているのだが、そのためにラジオが693Hzに合わせてある。(唐突だが)今はGWということで就職活動もお休みなので暇である。そこでラジオをつけるとNHK教育放送が流れてくることになる。

 今年はNHK教育ラジオの英語講座は、基礎英語が昨年度までのⅠ~Ⅲまでの構成が、ⅠとⅡだけになり、英会話講座が「入門」「中級」「上級」の三部構成で、それにスピーキングの講座とビジネス英会話というようになった(実は朝に『シニア英語~』とかいうのがあるが、それは無視)。

 まだ私がインターネットに手を染める前、もう10年近く前の話だが、当時は基礎英語がⅠ~Ⅲで、『英会話入門』『英会話』『(全然やさしくない)”やさしい”ビジネス英語』という編成だった。そのころの私は東海道江尻宿(またの名を清水湊と呼ぶ)で自由を満喫していた。そこで自己啓発ということで英検2級を取ろうと、勉強のペースメーカーに『英会話入門』『英会話』を聴いていた。当時の講師は「入門」が遠山顕氏で「英会話」が大杉正明氏だった。お二方ともに同講座の講師歴が長くて、そのパーソナリティーでラジオ講座の楽しさを満喫させていただいた面があった。

 今日、というか昨日の夕方の英語講座の二回目の再放送をする時間帯にラジオのスイッチを入れたら、『英会話入門』の講師に遠山顕氏が復活していた!しかも、ゲストというか、英語のインフォーマント役の人こそ同一人物ではないかもしれないが、当時の『英会話入門』の雰囲気がそのまま再現されていた!

 さらに夜の10時過ぎにも飽きずにラジオにかじりついていたら、英語のスピーキングの講座(これは当時はなかった)と杉田敏氏が講師を務める『ビジネス英語(さすがに”やさしい”はとれていたなぁ)』と放送が流れ、11時にはラジオジャパンの英語ニュースを流すところまで10年近く前をほうふつとさせる番組構成に私はうなってしまった!

 当時は第二外国語はドイツ語しか興味がなかったので、11時15分に英語ニュースが終わるとスイッチを切っていたものだったが(何せ英会話の復習もしなければならないから)、今はイタリア語も中国語もそこそこ以上に関心があるので、テキストこそ買っていないが、ラジオを流し続けて11時55分となるのであった。

 座敷牢に閉じこめられている今となってはあの当時の自由は望むべくもないが、NHK教育ラジオを聴いていると、当時の自由な空気がよみがえってきそうな気が……

2005年5月 2日 (月)

初めまして

 とりあえず勢いだけで始めてしまいましたウェブログ、日記のたぐいは三日坊主どころか一日坊主の私がこんなこと初めていいのかどうか不安ですが、いろいろな人のブログを見るにつけて、自分も何かしたいと思って書いています。ココログの住人の皆さん、どうかよろしくお願いします。

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